2022年06月07日

さしすせそのせとそ

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 いわゆる料理のさしすせそ、で、せは醤油、そは味噌ですね。
 当家の“せそ”は、宮城県産にこだわったセレクトになっております。

 醤油は、県北にある今野醸造の『本醸造 吟醸』。
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 うん、日本酒的にはなんかよくわからないスペック、
というか、作り方だけで名前がない感じですね。
 そのむかし、醤油に関しては、あまりこだわりもなかったのですが、
20年くらい前に、とある温泉施設でこの醤油に出会ってからは、ずっとこれを使っています。

 味噌は、ジョウセン『国産原料無添加仙台みそ』
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 無添加、というところに特にこだわりはないのですが、
この味噌、すごく美味しいと思うんですよね。

 東京で暮らしていた時には、仕方なく、他の味噌も試してみたのですが、
どうにもしっくりこなくって、仙台に戻ってからはずっとこれです。
 しかしもしかしたら仙台味噌ならなんでもいいのかもしれないので、
今度他のも買ってみよう。

 と、まあ、普段使いの味噌醤油を紹介しただけでしたが、
この方達が当家のダイズ・クインテットの要である、リズムセクション、といったところなのです。

んでわ。


tsurutaya at 16:58|PermalinkComments(0) 

2022年06月04日

研修「緩和医療におけるグリーフケア」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 仙台グリーフケア研究会主催の5月研修は「緩和医療におけるグリーフケア」というテーマで、
仙台の光ヶ丘スペルマン病院緩和ケア内科の看護師による「緩和医療の現場におけるグリーフケア」と
爽秋会 岡部医院仙台の看護師による「在宅緩和ケアにおけるグリーフケア」という二本立てでした。

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 普段あまり耳にすることのない、緩和ケアという特殊な体制を作り上げてきた歴史的経緯と、
それを行う、日々の大変な苦労、また、コロナ禍という厳しい現状についての最新状況などを
生々しく伝えていただき、ありがたかったです。

 グリーフケアの一連の講習は、どれも身につまされるというか、色々な気づきがあるのですが、
自分は14歳のときに癌で父を亡くしているため、今回の内容はちょっと気もち的に
キツイのではないか、とも思っていました。

 実際、今の緩和ケアの現場についてリアルな体験談を聞くと、
父の看病で一週間病院に通っていた頃のことを、まざまざと思い出すことになりました。

 ところが、研修後半フリートークのワークの際に、話す役をふられた際には、
辛かったはずの過去の出来事をけっこうあっさりと話している自分がいて、
すごく意外な気もちになりました。
 これが、経験を積んだファシリテータのいる“場”の持つ力、というものかもしれません。


 そういえば、前回の研修レポートで書いた、父が亡くなった当時11歳だった弟に
先日会う機会があったので、そのころ果たしてどんな認識だったのかを訊いてみたのですが…
よく覚えていないし、そもそも父の印象が薄いので、
成長しても特に何も感じなかったとのことでした。
 まあ、そういえば、最後の数年とかは、遠地への単身赴任であまり家にいなかった父でした。

 実はこの話も研修のフリートークで話したのですが、兄弟でもまったく捉え方が違う、
という点が、興味深く受け取られていたようです。

んでわ。


tsurutaya at 02:51|PermalinkComments(0)グリーフ 

2022年05月31日

旧作名作:竹宮恵子「エデン2185」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 先日、小学校の頃の同級生TK君と酒を飲んだ際に、
『竹宮恵子で一作選ぶなら何か?』
という、話題になりました。

 自身もディープなSFファンである竹宮恵子の有名なSFマンガ、
といえば、やはり「地球へ…」ですが、


 僕は、長編よりも短編が面白いと感じているため、
好評だった短編をシリーズ化した「私を月まで連れてって!」がけっこう好きでした。


 竹宮恵子得意の明るいコメディ仕立てで、色々なアイディアが盛り込まれていて
こういう作品を描ける人は、そうはいない、と思わせる逸品です。

 正直、この一作でも良かったのですが、僕が今、読み返したいと思える作品はこの一冊です。

エデン2185
竹宮惠子
eBookJapan Plus
2015-02-27






 世代宇宙船という古典的なSFのアイディアを、
少女漫画家ならではの感性も加味して描いた傑作、
と僕は思っているのですが、世間一般ではあまり知られていないんじゃないかしら。

 「地球へ…」で映像化もされてSFというジャンルでの知名度を得て、
「私を月まで連れてって!」ではコアなSFファンを魅了しながらも、
このヒト、本当はこういうのが描きたかったんじゃないかなあ、って気がしてます。

んでわ。