2022年05月03日

ダイズ・クインテット

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 面倒くさがらずに、たまに飯を炊くときは、だいたいこんな感じになります。

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 炊きたての白米には、納豆と生卵がとても合う、という信じてやまないのです。
 そういえば昔住んでいた大学寮の食堂では、これを通称「なったま」といいました。

 味噌汁は油揚げと豆腐に、何かそのときあるものがはいります。
 もしあったら、漬物でも添えられれば最高です。

 昔は納豆と卵をざっくり混ぜて食べていましたが、
今は卵黄と卵白部分をわけて、あらかじめ納豆と卵白としっかりかき混ぜておくのが流儀です。

 流儀といえば、最初はアツアツの銀シャリに黄味だけを乗せて、まわりに軽く醤油をふって、
黄味を潰しながら、いわゆるTKG(たまごかけごはん)をいただきます。

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 そうやってご飯を四分のいち~三分のいち味わったら、そろそろ納豆の出番です。
 まずは少量をごはん茶碗にいれて、黄味と混ぜつつ、たまご再会のハーモニーを楽しみます。
 その後、残りの白味納豆を一気にぶっかけて、やや粗暴に流し込むようにすすります。なったまは飲み物。

 生卵は白味が苦手、という方が多いようですが、この方法だと、納豆の働きもあってか、
まるでメレンゲのような食感でスムースに食べられる、と思っています。

 納豆油揚げ豆腐、と、ほとんど大豆製品ばかりのメニューになるので、
僕はこれを「ダイズ・クインテット(五重奏)」と呼んでいます。
 味噌と醤油という素晴らしいプレイヤーも含めて、ですからね。

んでわ。


tsurutaya at 11:31|PermalinkComments(0) 

2022年04月26日

旧作名作:手塚治虫「火の鳥 未来編」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 ワタクシが三度の飯の次に好きなのがマンガです。
 ネタに困ったら、オススメのマンガなど書き散らして、
ノルマ(?)をこなそう、と思っていましたが、
なんかわりとすぐに機会が来てしまいました。

 なにも考えずにオススメ一冊、と思った時に、まず思いついたのが、これです。

火の鳥 2・未来編
手塚 治虫
朝日新聞出版
2009-05-20


 うーん、我ながらなんて王道。

 漫画の神様コト手塚治虫のライフワークとして有名な「火の鳥」ですが、
これはそのシリーズ第二部、ということになっています。
 第一部「黎明編」では、“火の鳥”という不老不死の存在を軸に、
古代日本を舞台にした物語を描きましたが、
この「未来編」では一転、はるか未来の地球の終末と再生を描きます。
 その途方もないスケール感と、それでいて切ないラブストーリーである、
というあたりに、手塚治虫の凄さを感じます。

 しかしこれはなんというか、ワタクシの幼少時の記憶に深く刻まれた一冊なのです。

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 僕がまだ小学校低学年くらいの頃、母方の祖父母の家に遊びに行った際に、
おそらくは叔父や叔母の残していっただろうマンガが何冊もあって、
特に僕を魅了したのがこの一冊だった。

 ほとんどがマンガ雑誌だったが、これだけは雑誌の別冊という形態で、
まるまる全部「火の鳥」だったこともあるし、“SF”という概念に
未だ到達していなかった小学生を魅了するだけの“センスオブワンダー”があった。

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 マンガ好きを自認する、今のワタクシを作り始めた作品と言えるでしょう。

 昭和はすっかり遠くになりましたが、未だ色あせない一冊だと思いますので、
機会があったら是非読んでみてください。

んでわ。


2022年04月23日

認知症のお勉強そのに:スクリーニング検査

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 前回、『認知症のお勉強そのいち:4大認知症』で、ざっくりお勉強しましたが、
本当に知りたいのは、実の母が認知症かどうか、なのです。
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 そういうときにはスクリーニングかしらん?と思って少々調べてみたけど、
日本老年医学会のサイトによるとこんなにあるの?ってくらいありました。

 長谷川式とMMSEくらいしか知りませんでしたので、以下にざっくり特徴も併記してみます。

・HDS-R(Hasegawa's Dementia Scale-Revised)/改訂長谷川式認知症スケール):6-10分
 9項目の口頭試験。30点中20点以下で「認知症疑い」

・MMSE(Mini-Mental State Examination/ミニメンタルステート検査):10-15分
 11項目の試験。30点中23点以下で「認知症疑い」24~27点で「軽度認知障害疑い」

・Mini-Cog:2分以内
 3語の即時再生と遅延再生と時計描画を組み合わせたスクリーニング検査で
 5点中2点以下が「認知症疑い」

・MoCA(Montreal Cognitive Assessment)またはMoCA-J(Japanese version of MoCA):10-15分
 MCI(Mild Cognitive Impairment/軽度認知機能障害)をスクリーニングする検査
 MoCAは25点以下がMCI
 MMSEよりも糖尿病患者の認知機能障害を見出すことができる

・DASC-21(Dementia Assessment Sheet for Community-based Integrated Care System-21 items
 /地域包括ケアシステムにおける認知症アセスメントシート):5-10分
 認知機能障害と生活機能障害(社会生活の障害)に関連する行動の変化を評価する尺度
 介護職員やコメディカルでも施行できる21の質問からなる

・ABC-DS(ABC dementia scale/ABC認知症スケール):10分
 これは介護者から患者の最近のエピソードを聴取して採点するそうです。画期的ですね。

 対象が年配の方だからか、どれも所用時間が短いですなあ。
 いくつかのものは、家族が実施することも想定しているようですし、
今度やってみようかと思います。

んでわ。


tsurutaya at 14:15|PermalinkComments(0)心理学豆知識