2024年05月30日

プリマヴェーラ(二輪車物語)

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 梅雨寒、という夏の季語がありますが、トーホグあたりじゃ、
梅雨時にちょっと肌寒い、とかはけっこうあったと思います。
 それこそ梅雨明けまでは炬燵の撤去をためらっていたものです。

 が、夏を過ごしやすいと思っていた仙台でもここ10年ほどは、
観測史上初とかいう連続夏日とか真夏日のオンパレードです。
 まあ、夜には涼しくなるんで、首都圏と比べれば天国みたいなものなのですが。

 そんなわけで、当家の炬燵撤去も、すっかり梅雨入り前になっています。

 しかしまあ、そうはいっても梅雨入り前のこの時期は、外遊びにはちょうど良い季節です。
 先日の庭ジンギスカンもそうですが、新緑も美しいし、アウトドアにはもってこいです。
 そして今が一年で一番バイクツーリングに向いていると思っています。
 やっぱり梅雨入り前は、夏というより春な感じがしますなあ。

 ワタクシ、普段は引きこもりがちの、インドアおやじですが、
何かのきっかけで、急に外に向かうことがあります。

 多分この間の庭焼きで、お外遊びの気持ち良さを思い出したのでしょう、
しばらく放置していた単車のエンジンに火を入れようとして…
うん、エンジンかからないね、と、相成りました。

 ここ半年はスクーターしか乗ってなかったもんで、拗ねちゃいましたかねぇ、
とかなんとか嘯きながら、しぶしぶスクーターでも乗るべえか、
と思ってふと目についたのが、単車同様けっこうながーく放置されていた自転車でした。

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 大学のサークルで一緒だったAM君が、東京に単身赴任している際に
使っていた青い自転車を、彼が東北に戻る際にもらい受けたのだが、
ソイツがいよいよイカンことになった時、僕は練馬に住んでいた。

 大型バイクを無料で置ける、という、都内ではほぼない破格の条件のため、
不必要なくらい質素で、年季の入った集合住宅で暮らしていたのだが、
残念なことに、バイクも、ついでに持ってきた(?)スクーターも、
東京23区では、あんまり出番がなく、スーパーマーケットへの買い出しには
もっぱら自転車を使っていた。

 いつも全力で食料品の買い出しをしている、自炊派の僕には、
自転車は必須アイテムだったので、取り急ぎ、江古田駅近くの自転車屋で、
ママチャリぽくない自転車を物色して、かごをつけることにした。
 用途はほぼママチャリなのに、ちょっと違うことが大事だったようである。

 国産好きの僕ではあったが、たまたま型落ちの現品割引、ということで
荷台つきだったし、青と緑の中間の色もママチャリっぽくなかったので、
外国産のを購入することにした。その国の言葉で“春”と書いてあるのが、
いささか能天気が過ぎるような気もしたが、まあ、空と森との間の色は、
言われてみると春のような色合いでもある。

 “練馬”という地名は、馬の訓練をした場所だったから、という説を
聞いたことがあるが、それも納得できるほど、練馬は自転車での移動が楽だった。

 特に使ったのは、西武池袋線沿いの江古田~中村橋くらいの間だったが、
戯れに石神井公園まで足をのばした際にも、それほど高低差は感じなかった。

 逆に、中野に花見に行ったり、沼袋のマンガ家センセイのところに遊びに行ったり、
初台の友人宅訪問やら、赤羽の河川敷での芋煮会なんかにも、この自転車で
でかけたけれど、アップダウンだけでけっこうへろへろになっていた気がする。

 まあ、ようするに、気に入ってけっこう乗り回していたのである。

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 くだんの自転車は、ここ数か月ほったらしにしていたせいで、駐輪場に
放置されてたような有様でしたが、タイヤから大分抜けてしまった空気を入れなおして、
ついでにチェーンにも油をさしつつ、布切れでちょっと汚れを取って、
とりあえず走れるようにしてみました。

 すっかりボロボロになったサドルカバーも外したら、ずいぶんマシになったと思います。
 
 せっかくなので、そのまま近所のスーパーマーケットに買い物にいったけど、
ミラーがついてないので、後方確認できないのが、とても心細かったです。
 初夏なのか春なのか、は、さておいて、気分はなかなか良かったので、
もうちょっと使ってもいいかもしれません。

春

んでわ。


tsurutaya at 23:30|PermalinkComments(0)ローカル 

2024年05月29日

好きな曲を紹介するだけの回(混ぜるな危険編)

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 音楽ねたで“三人組バンド”動画を垂れ流してみたら、
けっこう楽しかったので、つい“一耳惚れ”編もやってしまった
“好きな曲を紹介するだけの回”。

 どうやら自分でも気づかないうちにシリーズ化してしまったようです。

 ってことで今回は、ワタクシの好きなアーティストたちが、
うっかり一緒に楽曲をやっちゃってるよ回です。

 ホントは好きなアーティストで何曲かセレクトして紹介しようと
思っていたのですが…。
 長年フォローしているためか対象になる楽曲が多すぎて、
まったく絞り切れませんでした。

 ってことで、更に厳選、というか限定して、
好きなアーティストかける2でお送りします。


「David Gilmour / David Bowie / Richard Wright - "Comfortably Numb"」

 のっけから、Davidかける2ですが、David Gilmourは、
プログレッシブロックバンドPink Floydのギタリストですね。
 Comfortably Numbは、Pink Floydの「The Wall」の曲で、
ワタクシがアルバム中で一番好きな曲です。

 で、David Bowie。
 実はワタクシが一番好きなロックミュージシャンが、David Bowieなのです。

 両方ともよく聴くのですが、ワタクシの中でPink FloydとDavid Bowieでは、
けっこう遠い感じがしていたので、YouTubeでこのLIVEを見つけた時には
かなり驚きました。 
 でもまあ、David Bowie、よくよく考えると何にでも顔出すような気もします。

 さて、“ワタクシが一番縛り”になってきましたが、
ワタクシが一番アルバムを持っている女性ロックミュージシャンが、
この方です。


「Kate Bush /David Gilmour - " Running Up That Hill "」

 おや?
 どっちもDavid Gilmourじゃん?
 と思ったアナタ!そう、これはPinkFloydの公式チャンネルを
フォローしていたら引っかかったものです。
 まあ、Kate Bushを世に出したのはDavid Gilmourなので、
そこはあっても不思議はないのですが、このLIVE
(Live Secret Policemans Third Ball 1987)のCDを買った当時は、
ちょっと熱かったですね。

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 あたりまえのように話がそれますが、ワタクシ、トンカツが好きで、
カレーも好きなわけです。
 で、カツカレーはうれしいんだけど、どうも片方がもう一方に
食われちゃってる感があります。(個人の感想です)
 どちらかの曲を一緒にやる、のでは、そんなカツカレーなわけで、
それはそれでうれしいんだけど、どうせなら、新たなカツカレー地平(?)を
目指してほしいのです。

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 そう、こういうのとか。


「Queen - Under Pressure (Official Video)」

 でも当時(1981年)の記憶だと盗作疑惑があって、クレジットが
Queenだけになってしまったんじゃなかったかな?

 ではこういうのはどうでしょう?


「David Bowie & Mick Jagger - Dancing In The Street (Official Video)」

 まあ、カヴァーなんですけどね。どっちの曲でもないし、
当時(1985年)聴いても、両者のせめぎ合いが斬新だった気がします。

 いつの間にかDavid縛りになっているので、最後にこちらを。
 David Bowieは歌っただけだと思いますが。


「David Bowie/Pat Metheny - This Is Not America (Promo Clip)」

 映画用の企画だったようですが、当時(1985年)映画は観てないけど
サントラだけは買いました。

 あれ?これも85年?
 戦場の捕虜とか、迷宮の魔王とか、吸血鬼とか、
やたら映画に出演していたのもその頃だったし、新地平を目指して
色々試していた頃だったのかもしれませんねえ。  

んでわ。


tsurutaya at 23:30|PermalinkComments(0)おんがく 

2024年05月27日

マズローの欲求段階説とやら(SideB)

まいど。

 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 ちょっと前に書いた、マズローの欲求段階説ねたのB面です。
 え?
 「B面がワカラナイ」って?
 裏面ってことで、ご容赦ください。
 で、“裏”なので、少々剣呑なオハナシになります。

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★前回のざっくり
 心理学者マズロー先生が「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という仮説を、
5段階の階層で説明していたのを“誰か別の人が図にまとめた”ものが、
この有名な図なのですが、

まずろー

この説は科学的正当性を証明することができず、専門家がこの説を
取り扱うことは、ほぼないものの、直感的にわかりやすい、という理由から、
ビジネスシーンなんかではよく使われているようですよ。

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 ところでこの「欲求階層説」ですが、犯罪心理という観点からだと、
犯罪者の動機や目的が理解しやすくなる、という側面もあるようです。

 それぞれの欲求が満たされない場合、どんな犯罪になるか、をざっと書きますと…

・生理的欲求:生命を維持するための本能的な欲求で、食事・睡眠・排泄など。
→食べ物を食べたい、という欲求が満たされないと、窃盗などの犯罪に走る場合がある。

・安全の欲求:安全性、経済的安定性、良い健康状態の維持、良い暮らしの水準、
 事故の防止、保障の強固さなど、予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求。
→自分と敵対している相手や、自分に不安・威圧を与えている相手を
 傷つけたり脅したりするような犯罪を起こしやすくなる。

・社会的欲求:生理的欲求と安全欲求が十分に満たされると、この欲求が現れる。
 自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚。
→学校や家庭に居場所を見つけられない子供が非行に走るとか、
 好きな相手から愛されないことを不満に感じ、ストーカーと化したりする。

・承認欲求:自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。
→派手な劇場型犯罪や愉快犯やら、凶悪犯罪を行うことで自分の過剰な承認欲求を
 満たそうとするなど、色々なケースがある。

・自己実現欲求:自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものに
 ならなければならないという欲求。
→完全犯罪やテロを計画するなど、犯罪そのものを芸術化したり自己目的化したりする
 特殊な犯罪が実行される。

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 人間は自己実現に向かって絶えず成長するはずが、どうしてこうなった?
 と、マズロー先生も、さぞお嘆きかと思いますが、そのマズロー先生、後年、
この五段階、自己実現欲求のその先に“自己超越(Self-transcendence)”の段階がある、
と発表したんですよね。

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  自己超越者 (Transcenders) の特徴

・「在ること」 (Being) の世界について、よく知っている
・「在ること」 (Being) のレベルにおいて生きている
・統合された意識を持つ
・落ち着いていて、瞑想的な認知をする
・深い洞察を得た経験が、今までにある
・他者の不幸に罪悪感を抱く
・創造的である
・謙虚である
・聡明である
・多視点的な思考ができる
・外見は普通である (Very normal on the outside)

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 なんだか覚者とか聖人とかそんな感じなんでしょうかね。

 ワタクシ、それよりも、
「自己超越欲求が満たされない人間は、どんな罪を犯すのか?」
ってことが、すんごく気になるのですが。

んでわ。











 (…俺は人間をやめるぞ!って感じかもですねえ)


tsurutaya at 23:26|PermalinkComments(0)心理学豆知識