2024年12月09日
ひとつの儀式であったのかもしれない「The John Lennon Collection」
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
昨日、12月8日は、ジョン・レノンの命日、といっても
アメリカ東部の現地時間で23時ですから、日本では12月9日のお昼くらいです。
当時高校生だったワタクシは、まだロック初心者で、12月では、
プログレ三昧の時期だったはず。
Beatlesの名盤「Abbey Road」すら、まだ早い、と言われていた頃です。
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1980年12月9日の出来事を思い出せ、と言われても、
日付と記憶がリンクすることなんて大災害の記憶くらいのものである。
だけど、その当日の夜に事件のニュースを見た記憶があるし、
その後、クラスの有識者(?)がざわついていたような気もする。
それから1年でBeatlesを履修して、更に1年の修業を経てたどり着いたのが、
亡くなって二年経とうかという頃に出た、ベストアルバムだった。
「The John Lennon Collection」
ジャケットは1980年12月8日の朝に撮ったという公式最後のポートレイト。
このアルバムに収録された楽曲は、どれもけっこう良い曲だし、
実際一時期はお気に入りのアルバムであった。
けれども、ちょっと何かが引っかかる。
当時の僕は、それを
Beatlesの全盛期にも、John Lennonの最期にも間に合わなかった
若輩者の疎外感のようなもの、と感じていたのであった。
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故人の集大成を、本人不在の中、残された者たちが振り返る。
これはひとつの儀式であったのかもしれないと、
最近ようやくわかった気がするのです。
まあせっかくなので、一曲聴いていってください。
イマジンは有名すぎるし、世界情勢がこんなんだから聴いてほしい曲は
去年の12月に紹介しちゃったので、これを。
JEALOUS GUY. (Ultimate Mix, 2020) - John Lennon and The Plastic Ono Band (w the Flux Fiddlers)
んでわ。
2024年12月05日
聴くチカラBASICクラス2024年度4期の募集中ですよ
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたや@CC協会です。
現在、2024年度4期のBASICクラスを募集中ですよ。
以下、いつもの紹介ページからの抜粋です。
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このクラスは、聴くチカラ検定のベーシックスキルである、
・相槌頷き
・繰り返し
・要約
・気持ちの受けとめ
を、あらゆるコミュニケーションシーンで使いこなすための実践的なクラスです。
1か月の中で、4回~8回の継続的な学習が可能です。
聴き手としての応答(要約や気持ちの受けとめ)が、どんなふうに相手に届いているのか、
客観的な視点でのフィードバックを受けることができます。
自分の課題がより具体的になるため、定期的に「できた」という体験を
重ねていくことができ、確実に聴くチカラが育っていきます。
最初から難しいことをやろうとするよりもまず、基礎が重要です。
心の支援を目指される方は、ぜひベーシックから、スキルを固めていってくださいね。
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今期のクラスについて、くわしくはコチラからどうぞ。
あ、テキストあるとより一層深い学びになりますよ。
テキストについて、くわしくはコチラからどうぞ。
んでわ。
2024年12月04日
何年かけてもいいので「ヒストリエ/岩明均」
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
三度の飯の次くらいにはマンガ好きのつもりではありますが、
ここのところ書くネタは昔話ばかりです。
まあ、立ち読みをすることもめっきり少なくなり。
購入する新刊も継続以外は、昔から好きな作家のみ、
というテイタラクではありますが、たまには現在進行形のマンガの話を
書かないとイカン!と思うのです。
で、なにかしら紹介できるモノはないかと、つらつら考えると、
こんなワタクシでも、新刊を待ち遠しく思っている作品が、2つもあると気づきました。
1つは以前にこのブログでも紹介済みのコレ。
「少女ファイト/日本橋ヨヲコ+木内亨」
そして今回紹介するコレです。
「ヒストリエ/岩明均」
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★公式サイトからパクったざっくりしょうかい
アレキサンダー大王の書記官エウメネス、その波乱の生涯を描く!
『寄生獣』で世を震撼させた岩明均氏が漫画家としてデビューする前から
温めていた物語、それがこの『ヒストリエ』。
舞台は紀元前、後にアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの
波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作だ。
蛮族スキタイの出身でありながらそれを知らず、都市国家カルディアで
ギリシア人養父母に育てられたエウメネスは、ギリシア的教養を身につけることとなる。
ある日養父が殺され、自分の出自を知ったエウメネスは奴隷の身分に落とされる。
それが、彼の波乱に満ちた旅の始まりだった!
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岩明均は上記にもある通り「寄生獣」がその出世作ということに
なっているし、まあ、実際そうだと思うが、大学時代にデビュー作「ゴミの海」を
読んだ時の衝撃はけっこう大きく、その後連載された「風子のいる店」も
毎月楽しみにして読んでいた。
全ての登場人物たちに、一癖も二癖もあるのが特徴で(?)で、
人間の心をえぐるような描き方をする人だな、と思っていたが、
就職した頃に買っていたアフタヌーンで連載の始まった「寄生獣」では
人間の体をえぐるような描き方をしていたのでびっくりした。
が、実際には最も人間に迫る、それまでの岩明均の集大成のような
作品だったと思う。
ホントならこのまま紹介したいくらい、大好きな作品であるよ「寄生獣」は。
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あれ?
「寄生獣」推しで、変な感じになってしまいましたが、
「ヒストリエ」も負けないくらい面白いです。ホントです。
ただ、今年の6月になんと5年ぶりに新刊の12巻が出たのですが、
連載は休載してしまったというのです。
2003年から連載開始ですから、かれこれ20年以上はこれだけを
描いているわけで、1985年デビューなので、キャリア40年の
実に半分以上が本作に費やされている計算です。
(※実際は「レイリ」の原作もやっている)
作者の身が心配になるペースですが、まあ、何年かけてもいいので
完結だけはしてほしいものです。
んでわ。