2022年04月16日

研修「子どもへのグリーフサポート」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 仙台グリーフケア研究会主催の4月研修は「子どもへのグリーフサポート」というテーマで、
福島でそのためのNPO法人「ReLink(りんく)」を運営している方による講義でした。

utsu_girl


 子どものグリーフ、という風にあらためて考えた事はなかったのですが、
実際に講義を受けると、案外、子どもならではのこともあるのだとわかりました。

 「グリーフの扱いは基本的に大人と変わらない」というのは予想の範囲内でしたが、
「死に関する認識は年齢によって違う」というのは言われて初めて気づきました。

 例えば「死ぬと会えなくなる・居なくなる」と漠然とでも理解できるのは4歳以降で、
「生物が永久に生命活動を失うこと」と認識するのは中学生以上なんだそうです。

 そして、幼い頃に死別体験をすると、子どもが成長することによって死への認知が変わるため、
そのたびに喪失体験をする可能性もある、という話は、少々ショッキングでした。

 というのは、自分は14歳のときに父を亡くしているのですが、当時下の弟が11歳だったことに思い至ったからです。
 果たしてどんな認識だったのか…今度会ったらきいてみようと思います。

んでわ。


tsurutaya at 22:46|PermalinkComments(0)グリーフ 

2022年04月12日

ファンタジーをひとつまみ~藤本タツキ「さよなら絵梨」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 「料理が美味しい」というのと違って「マンガが面白い」を伝えるのは、
なかなか難しいな、と感じるのは、趣味の領域においては、
しこう(嗜好/指向/思考)が揃わないことが多いからだと思う。

 しかし蛇の道はヘビィ。
 同じ羽の鳥が群れるように、似たような「しこう」の持ち主は、
なんでか勝手に集まるのであった。
 だから、面白いモノはいつもルイトモが教えてくれる。

 マンガに限らず、世の中の趣味嗜好品は数知れず。
 それにハマルとおいそれと抜け出せるものではない。
 ヒトそれを沼と呼ぶ。

 さておき、
 去年(2021年)「ルックバック」というとても佳い作品をネットで無料公開して、
評判になり、その後出した単行本が大ヒットしたという藤本タツキ。



(「このマンガがすごい2022」でも見事1位になった)

 去年も誰かが教えてくれたんだけど今年も教えてもらいましたよこの作品。
 藤本タツキ「さよなら絵梨」

 誕生日にスマホを買ってもらった主人公が、病にかかった母親に、
死ぬまでの記録として動画を撮って欲しいと頼まれる…、
というかなり変わった冒頭から、スマホから覗いた空間を1コマとして描いて、
日々の記録が始まり、実はその記録が編集された映画だった、
というところまでが、前振り。
 この時点ですでに虚実がないまぜになっている藤本マジックなのだが、
スマホのフレームの外には別の物語があり、その物語すら編集された映画なのかもしれない、
という脳髄ドグラマグラ状態に。
 200ページを一気に読ませる傑作なので、機会があったら読んでほしいです。

藤本タツキ「さよなら絵梨」
2022年4月11日から期間限定で無料公開しているので、間に合うヒトは急いで読もう。
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496858728104 

んでわ。

2022年04月09日

認知症のお勉強そのいち:4大認知症

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 先の年末年始は、青森でひとり暮らしている老母に、ほぼ二年ぶりに会ってきました。
一日4回以上の雪かきには閉口しましたが、50歳過ぎた三兄弟の雁首を揃えることができたのはよかったと思います。
 しかし二年も会わないと、やはり母の言動に、時間の経過をひしひしと感じました。
 以前より動作が緩慢だったり、同じことを何度も言ったり、そういったことが気になったり、
いやいや前からこんなもんじゃないか?とか思い直したりもしました。

 もしかしたら認知症じゃないかしら?

 そういえば認知症についてはちゃんと理解していなかったかも、と思い、
困ったときの解説動画、ということで、お馴染みの動画配信でお勉強しました。

 やー、最近老眼のせいか、読書がキビシイので、いつもお世話になっております。
 10分程度で、ざっくりとわかるので、よかったらどうぞ。


■お勉強まとめ
 以下、その他サイトとかも参考に、多い順に特徴も併記してみます。
・アルツハイマー型認知症(60%):アミロイドβが凝集、健忘、女性の方が多い。

・脳血管型認知症/血管性認知症(20%):症状から、まだら認知症とも。男性の方が多い。

・レビー小体型認知症(10%):αシヌクレインがたまる、幻視、パーキンソン症状(動作が鈍くなる、小刻み歩行など)。

・前頭側頭型認知症/前頭側頭葉変性症(まれ):ピック病、行動面での異常(堂々と万引きする、毎日同じものを食べるなど)。

 とまあ、色々あるようですが、
『認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、
 日常生活全般に支障が出てくる状態』
 って厚労省は言ってます。

 2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症になると予測されているそうですよ。
 むむむ。親より自分の心配する必要があるのかも。

んでわ。


tsurutaya at 23:23|PermalinkComments(0)心理学豆知識