2022年04月26日

2022年04月26日

旧作名作:手塚治虫「火の鳥 未来編」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 ワタクシが三度の飯の次に好きなのがマンガです。
 ネタに困ったら、オススメのマンガなど書き散らして、
ノルマ(?)をこなそう、と思っていましたが、
なんかわりとすぐに機会が来てしまいました。

 なにも考えずにオススメ一冊、と思った時に、まず思いついたのが、これです。

火の鳥 2・未来編
手塚 治虫
朝日新聞出版
2009-05-20


 うーん、我ながらなんて王道。

 漫画の神様コト手塚治虫のライフワークとして有名な「火の鳥」ですが、
これはそのシリーズ第二部、ということになっています。
 第一部「黎明編」では、“火の鳥”という不老不死の存在を軸に、
古代日本を舞台にした物語を描きましたが、
この「未来編」では一転、はるか未来の地球の終末と再生を描きます。
 その途方もないスケール感と、それでいて切ないラブストーリーである、
というあたりに、手塚治虫の凄さを感じます。

 しかしこれはなんというか、ワタクシの幼少時の記憶に深く刻まれた一冊なのです。

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 僕がまだ小学校低学年くらいの頃、母方の祖父母の家に遊びに行った際に、
おそらくは叔父や叔母の残していっただろうマンガが何冊もあって、
特に僕を魅了したのがこの一冊だった。

 ほとんどがマンガ雑誌だったが、これだけは雑誌の別冊という形態で、
まるまる全部「火の鳥」だったこともあるし、“SF”という概念に
未だ到達していなかった小学生を魅了するだけの“センスオブワンダー”があった。

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 マンガ好きを自認する、今のワタクシを作り始めた作品と言えるでしょう。

 昭和はすっかり遠くになりましたが、未だ色あせない一冊だと思いますので、
機会があったら是非読んでみてください。

んでわ。