2024年03月25日

2024年03月25日

なつかしい地球は星のかなた「うちゅうせんペペペペラン」

まいど。

 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 書痴、ってほどではありませんが、まあまあの本好きを自認するワタクシ。
かなりメジャー路線を好む子供であることを公開してまいりましたが、
いよいよワタクシ三大ルーツの最後(3つ目はテキトーって誰か言ってた?)、
“SF”でございます。

 まあ火の鳥がSFじゃん、って話はありますが、幼少時に出会った
この一冊が、火の鳥とともに、ワタクシのルーツであると思っています。

ペペペペラン

 「ドレミファブック 11」

 なんのこっちゃ?ってなりますよねえ。

 ドレミファブックってえのは、世界文化社から出版されていた、
あの、服部公一が監修している、LP付の絵本シリーズです。

 その11冊目に収録されていたのが、ワタクシのルーツ、

 「うちゅうせんペペペペラン」

 なのです。

★ざっくりあらすじ
『町に、奇妙な楽器を持った地面まで達する長いひげの老人がやってきて、
 集まってきたこどもたちに乞われるまま、うたを歌う。
 それは宇宙船に乗った27人の子どもたちの物語だった』

 LPに絵本に書いてある内容をドラマとして収録してあって、
途中、うたも歌っているという構成でした。

 この絵本のシリーズの中でも、この話が特別に好きで、
逆にほかの話はおぼえていないくらいです。

 老人の歌う、宇宙船のうたのメロディが切なくて、もう一度聴きたいと
思った時には、実家にあるはずが、どうも親戚の誰かに渡ってしまったようで、
その行方はわかりませんでした。

 その後、ひょんなことから大学サークルの後輩に絵本を譲ってもらえたのですが、
残念ながら付属のLPは無く、今、手元にあるのは絵本のみです。
 しかし、それはとても貴重な情報となりました。

 子どもの頃には全く意識していなかったのですが、なんと、作者は、谷川俊太郎でした。 
 そして絵は司修で、LP音源で老人を演じていたのは益田喜頓。
 けっこうとんでもない企画だったんではないかと、今にして思う次第です。 

 そして今回、この話を書くにあたって、ちょっとドレミファブックを
検索してみたら、出版物の情報を探したつもりが、
 なんと!音源にたどり着いてしまいました!!

 これがワタクシのルーツの1つ。
 長らく心の中で、再生していたサウンドです。

 

んでわ。