2024年05月13日
2024年05月13日
「悲しみはひとそれぞれ」(わかちあいの会)
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
グリーフケアにかかわって再認識したことに、
「悲しみはひとそれぞれ」という、しごく当たり前のことがあります。
そりゃそうだ、って思うかもしれませんが、
“物事の感じ方には個人差がある”という事実を、
本当に理解している人は、案外少ないのではないでしょうか。
実際、普通はこうだ、とか、それが常識だ、とか、
考えてしまうことが、シンプルに悲しむことを
邪魔することがあります。
90代の親御さんを亡くした方が、
まわりの人に「大往生だったね」と言われることに
つらさを感じていたり、
「もう〇年も経ったのに、未だに立ち直っていない」と、
自分自身を責める気持ちを持つ方もいます。
でも「悲しみはひとそれぞれ」なのだから、
だれになんと言われようが、悲しんでいいと思いますし、
時間がかかる場合だってあっていいはずです。
ひとの悲しみを、自分の物差しで決めつけずに、
お互いが認め合うことができる場としてあるのが
“わかちあいの会”なのではないかと思っています。