2024年09月25日
2024年09月25日
「定禅寺ストリートジャズフェスティバル2024」D面(ボーナストラック)
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
当地仙台で行われておりました音楽イベント、
前回の記事ではイベント二日目日曜に仕事を抜け出して
たどり着いたステージについて書きましたが、
今回は時間を巻き戻して、初日土曜の裏話を。
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オレが地下鉄を乗り継いで西公園に着いたのは11時ちょうどで、
まさに西公園ステージでの最初の演奏が始まろうとしていた。
ベンチャーズのコピーバンドを背中で聴きながら目的の場所を目指す。
聴き流しながら歩くのがジャズフェスの醍醐味、そう味である。
オレのジャズフェスの味わい方は、流れる音楽を肴に現地調達した
酒を愉しむ、というスタイルなのである。
前日に、紙公式パンフレットを精査したオレは、明確な目標に向かって
歩いていた。
二本しかない地下鉄をわざわざ乗り継いで、メイン会場から離れた
ここ西公園を振り出しに選んだのは、仙台にできたばかりのブルワリーが
出店することを知ったからだった。
その名も『グレートデーンブリューイング』
アメリカのウィスコンシン州でブルワリーしてたのに、わざわざ日本の
しかも仙台に移住してきたというユニークな代表の元には、
やはりなかなかのくせ者が集ったようで、経緯も面白いが味もいい、
そんなブルワリーなのである。(個人の感想です)
すでに缶で飲む機会があったので、樽から供されるであろう機会を
是非とも味わいたいと思っていたのであった。
仙台市中央部を会場にするジャズフェスでも、西公園はだいぶ離れていて、
広いスペースも確保できるため、巨大屋台スポットでもあった。
ゆえに、様々なお店が立ち並んでおり、キューバンサンドの屋台に
心ゆさぶられながらも、目的の出店にたどり着いたオレは、
この日最初の悩みと向き合うことになるのだった。
「カルテットポーター」「オクトバーフェスト」
「ヘイジーIPA」「ダテライト」
ほーら、悩むでしょ?
できれば全部飲みたい!
だが、限られた胃袋と財布との折り合いをつけながら飲み歩くのも
ジャズフェスなのである。
今日は長丁場であるし、まだ昼前であることから、おそらくは軽めであろう
「ダテライト」を選び、オレはそれを片手に昼飯を買いに走った。
実は昼飯も事前にあたりはつけていた。
ビールにはキューバンサンドのほうが合うだろうけど、アレに気づいて
しまったからには素通りはできないのである。
そう、盛岡市民のソウルフード「じゃじゃめん」である。
その引力たるや中毒性すら疑わるほどであるが、炎天下の中、日よけもない
テーブルでアツアツの麺をいただくのはちょっとした踏み絵気分ではあった。
試されたオレの盛岡愛はさておいて、ちょうどダテライトも飲み終えたので、
次の一杯「ヘイジーIPA」を購入して、友人との合流場所を目指すことにした。
合流場所での演奏を聴いているうちに、ビールが終わってしまったので、
三杯目を調達「ブルームーン」である。
オレとしてはありがたいが、イベントスポンサーでもあるキリンビール一色の
ジャズフェス中心部でよく出店していたな、と思う。
ベルジャンホワイト(ベルギーの白)と呼ばれるスタイルのビールではあるが、
実はアメリカのコロラド州の野球場生まれということだけあって、
すっきりした感じがアウトドア向きであった。
ブルームーン片手にいくつかのステージを消化すると、あら不思議、
いつの間にかビールも消化されている。
次なるビールはできればサッポロビール、と思いウロウロしても
見つからなかったので、スポンサー様に一票投じるべく、
キリンビールの販売場に向かった。
毎年のことなので、メニューも予想できたので「ハートランド」か、
あれば「ブラウマイスター」を買おうと思っていたが、うれしい誤算があった。
「ブルックリンラガー」があったのである。
キリンがライセンス生産する以前から好きな銘柄だったので、
選ぶのに迷いはなかったが、サイズを大にするかどうかは
けっこう迷ったのであった。
まあ、大にしたのだが、結果としてこの日の外飲みビールはこれにて終了したのであった。
と、いうわけで、期せずしてオレのジャズフェスは、アメリカ由来の
ビールで始まり、終わったのであった。
書いてみて初めて気づいたわい。
それはまた別のはなしである。
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これにて「定禅寺ストリートジャズフェスティバル2024」レポートオマケの
“Drinkサイド”は終了です。
ホントは二回構成で“Beerサイド”とするはずだったのですがね。
んでわ。