2024年10月03日

2024年10月03日

ブラジル音楽への憧憬「PHONOPHILE ZANZIBAR」その2

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 やってきました「好きだというだけで、異国の音楽を推し売りする企画」

 今はこんなのを推してます。


 PHONOPHILE ZANZIBAR

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 “PHONOPHILE”って「音楽蒐集家」て意味合いらしいですが、
某レコード会社配下のいくつかのレーベルから、曲をピックアップして
紹介する企画だったようです。

 今でも十分聴ける、というか、ワタクシ的にはけっこうなリピート率で、
現在廃盤なのがとても残念な名盤なので、オリジナルの音源を検索して
紹介していますよ、と。

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 ということで、前回7曲紹介したので、8曲目から。



Hermeto Pascoal - Bebe

 実はこのコンピ中で、一番好きな曲です。
 この演奏は違うバージョンですが、コレも良いですなあ。

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 せっかくなので、これを機に色々調べてみると…
 ええと、「エルメート・パスコアル」と読む(え?そこから…)
 1936年6月22日うまれで、先天性のアルビノで、えっ!ご存命中!?
 ご尊顔があるなー、うん、ZZトップのメンバーのだれかみたいな風貌ですね。
 そして奥さん43歳年下なんだ…
 ふむふむあらゆる楽器を演奏するマルチプレイヤーで、
 「変態変拍子プログレ大魔神」と呼ばれることも…ぁ!(察し)

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 さて、寄り道はこれくらいにして、9曲目行きましょうか。



Marcos Resende & Index - Vidigal (1978)

 どうもこの点描ちっくなジャケットのシリーズからの選曲多いですな。
 これは、というかコンピとこのジャケシリーズはほぼ全部同じ音源みたいですね。

 10曲目、「バナナの木」です。



João Donato - Bananeira 

 多分これがオリジナルなんだけど、コンピのは別バージョン、で、
調べていたら、なんか知る人ぞ知る曲…なのか?色々なバージョンがあって楽しい。



Eliane Elias - Bananeira by Joao Donato

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 あ、このひとのアルバム一枚持ってますね。
 って、ブラジル出身だったのね。
 ブレッカー兄弟とのアルバムだったので気づかなかったわー、
 ってブレッカー兄と結婚してたのかいな

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João Donato e Gilberto Gil | Bananeira (Vídeo) | Donatural

 かっちょいいデス

 こんな調子でやっているとまったく終わる気がしないので、
11曲目いきましょう。



Emilio Santiago - Primeiro E Segundo

 こういう曲ってなんかホッとしますね。
 えっ!この人も「Bananeira」やってる…



Emilio Santiago - Bananeira

 どうやら国民的ソングだったようですね「バナナの木」。

 では12曲目です。



MPB4 - Se Meu Time Nao Fosse O Campeao

 ブラジル音の入ったブラジル音楽、って感じで好きです。
 MPB4って、やっぱ「Música Popular Brasileira」の略なのかしらん?
 →そうでした。

 13曲目、あれ?このひと2回目の登場じゃん。



Marku Ribas - Kalenda (Dança Da Kalenda)

 と思ってよくよくアルバムのクレジットをみたら、2曲入っている
ヒトタチが4組もいました。
 いやあ、ポルトガル語読めん!とかいって30年あきらめてて、
ほんとスミマセン。

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 サラリーマンの昼休みは短い。

 貧乏性の僕は、安い仕出し弁当で手早くランチを済ませて、
街に出るのが常だった。
 といっても、書店かCDショップ巡回がほとんどだったが、
視聴コーナーの手厚いTower Recordにはけっこう足繁く通っていた。

 また、店内でかかっているアルバムをレジカウンターに
見えやすく置いているのだが、これが案外面白くて、
つい、買ってしまったCDも何枚かある。

 最初に買ったのが「PHONOPHILE ZANZIBAR」というブラジルの音楽を
集めたコンピレーションアルバムだったが、これが予想外に良かったので、
癖になったのかもしれない。

 店でかかっていた曲のハーモニカパートが、僕の大好きな
スティービーワンダーそっくりだったので、即買いした、Djavanの「luz」。

Djavan ジャバン / Luz 【CD】
Djavan ジャバン / Luz 【CD】

 うちに帰って聴きながらライナーノーツを読んだら、
スティービーワンダー本人が参加していることに気づくとか、
間抜けな話ではあるが、悪くない気もしたものだ。

 まあ、当時はあまり調べるとかしないで、耳の赴くまま、
CDを買いあさっていたのだ。
 貧乏性なので中古屋が多かったけど。

 ブラジル好きを明確に意識したのは、この頃だったように思うが、
やっぱりタワレコの店頭で聴いてジャズ・フュージョン界隈のつもりで
即買いしたEliane Elias が、実はブラジルの人でもあったことが
つい先ほど判明したので、これはもう、当時のタワレコの担当者に
踊らされていただけだったのかもしれない。

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 さて、オチがついたところで、今回はこの曲くらいまでにしておきましょう。



Djalma Corrêa · Banjilógrafo

 あ、どうやら「その3」までやる気ですよ。

んでわ。


tsurutaya at 23:30|PermalinkComments(0)おんがく