2024年07月25日
秘技!食パン天地返し
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
そろそろ下火と聞きますが、世間では高級食パンなるものが
流行していたとか。
当方、とんと縁が無かった、というかワタクシ、30年くらい
食パンをほとんど買わず、買ったとしても、ごくまれでして、
そう、4年に一度くらいですかねえ?
まあ、バゲットとかのフランスパン派だったのと、一斤(?)だと
持て余すからだったんですが、妙にフレンチトーストが食べたくなって
たまに買ってました。
で、ここのところ家人の要請もあり、食パン購入率が増えてきたのですが、
たまに4枚切りが登場します。
4枚切り…多分名古屋で小倉トーストを食べて以来の厚切りトーストでしたが、
餡子なしでバタートーストを食べたときに「ああ、これが日本の食パンなのだな」、
という納得感がありました。
「食パン」って、日本での造語で“主食用パン”の略称なんだそうですね。
口の中いっぱいに、パンがあっても、適度に湿度があって、もっちり感すら
おぼえる、これぞ日本の主食。そう思いました。
で、話は8枚切り時代に戻るのですが、西洋かぶれのワタクシめとしては、
「サンドイッチ用のパンは薄ければ薄いほど外国っぽい」という思い込みが
ありまして、まあ、要はトーストが前提になっていなかったんですね。
思い起こすと、西洋(パン)にかぶれる以前のワタクシには、
確かに和風食パン時代があったのです。10年くらい。
実は、トーストした食パンに、不健康な気がするくらいたっぷりの
油脂(バターやらマーガリンともいう)やら、
糖類(ジャムとかマーマレードとかいうらしい)をのせてかぶりつく、
っていうのは、ワタクシの中では、ざっと40年ほど遡る思い出につながります。
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大学寮で同室だった3年上のTN先輩は、後輩の面倒見がよく、
いつもにこにこしていた。
どちらかというと口下手な印象で、僕や同じ部屋の1年上のKT先輩や、
同期のTB君が、割と話をするタイプだったので、だいたい黙って
話を聞いてくれていたように思う。
少林寺拳法部の主将であるとか、寮生なのに(?)美人の彼女がいるらしいとか、
未確認の噂もあったが、北海道大学の大学院へ進学していったので、
おそらく僕の知る唯一のリアル“文武両道”人間だったのだと思う。
そんなTN先輩だが、たまーに、アタック(*1)で食堂からせしめた食パンを、
変な時間にトーストして、びっくりするくらい大量のマーガリンを塗って食べていた。
あんまりうまそうなものだから、つい真似してみたら、以降の人生で
トーストに少ないアブラでは物足りない、と感じるようになってしまった。
まあ、これは40年の時を経てなお、たった1つだけ、TN先輩に
伝えたい苦情なのである。
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さて、8枚切りトーストにたっぷりの油脂という積年の嗜好が
明らかになったワタクシですから、4枚切りの和食感はわかっていても、
どうにも脂が、アブラが足らぬ、と感じてしまうのも無理はないのです。
そこで最近(先週?)編み出したのが、バターを塗ったトーストを
ひっくり返して食べる、というワザです。
二郎系ラーメンの“天地返し”(*2)みたいですが、舌にダイレクトに
バター面が当たるため、いい感じでバタートーストを味わえました。
たまに、というか、けっこうバターが滴っちゃうのが難点ですけどね。
んでわ。
*1:アタック:某国立大学寮の食堂のルール。
24時を過ぎてなお、食堂のテーブル上に、食べられずに存在する食糧は、
他の寮生が、自由に取得することができる。
朝食はすべて、袋入りの食パンであるため、これを保存食として得る者も多かった。
*2:天地返し:野菜山盛りの二郎系のラーメンで、野菜がスープに浸っていないと
味が薄かったり、まばらになってしまう。
そのため、食べる前に、麺と野菜を入れ替えることを「天地返し」と呼ぶ。
tsurutaya at 23:30│Comments(0)│食
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