白 vs 白赤 対 青

2024年11月07日

偶然ではなく必然「Harlequin / Dave Grusin & Lee Ritenour」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 Brasil大好きという設定で、3回にもわたって1枚の廃盤コンピを
紹介してしまったので、Brasilネタはもう尽きたかのようですが、
なんというか、とても大事なアーティストを一度も紹介していないことに
気づいて、今更ながら愕然としておりますの。


『好きなアーティストのアルバムに、ゲストで参加している
 知らないヴォーカルの声が気に入ってしまって、わざわざ
 そのアーティストを探し求めに走ったこと、ありませんか?』

 ですが、今回紹介するのもまさにそんな感じのアーティストです。

---

 大学寮の四人部屋に三年間住んでいた。

 同部屋で学年が1つ上の先輩が音楽好きで、高校時代は主にロック専門だった僕が
FusionやAORと呼ばれる類のモノも聴くのは、主にこのKK先輩の影響による。

 退寮間際に、先輩のレコードをカセットテープにダビングしまくったものだが、
中でもDave GrusinとLee Ritenour、そしてその二人が連名で出したアルバムが
一番のお気に入りであった。


Dave Grusin & Lee Ritenour / Harlequin (1985年)
 当時なんでか道化師のモチーフが好きで、ジャケットデザインを含めて
大好きだったのだが、大学時代はカセットデッキしか持っていなかったので、
CD盤を入手するのは、だいぶ先のことである。

 就職してから輸入盤のCDをタワレコで買って、その後、ライナーノーツ
欲しさに中古の国内版まで買ったので、同じCDを2枚持っている唯一のアルバムでもある。

 まあせっかくなので、一曲だけでもどうぞ。


---

 どんだけ好きなのか、というよりは、それほどに情報が欲しかったのだと思う。

 まあ、わかる人にはわかる、超有名なアーティストだったのですが…。

 いずれデイヴ・グルーシンとリー・リトナー目当てのはずが、
三曲(LPでは二曲)しか参加していない“Ivan Lins”とかいう
ゲストヴォーカルに夢中になったワタクシなのでした。

 CDを入手してようやく名前がわかったので、タワレコのワールドミュージック
コーナーで、やっとこさCDを見つけて買いました。


Ivan Lins / JUNTOS(1984年)
 西ドイツ盤である、という時点で、日本での入手が困難なアーティストだったと
知れますが、幸い曲のクレジットがポルトガル語の他に英語で併記してあり、
なんとなく意味がわかります。
 しかしなぜか、全曲“with誰か”になっています。

 どうやらIvan Linsが提供した曲を集めた、セルフコンピみたいな
ベスト盤のようでした。
 George BensonとかPatti Austinとか聞いた名前があって、意外に
その界隈では有名なのかな?とその時には思いましたが…。
 (実はこの二人のプロデューサーQuincy Jonesが、
 Ivan Lins推しだったと、今さっき知りました。 R.I.P.) 

 今日これを書くにあたって今更色々調べていたけれど、
知っているミュージシャンとの絡みが異様に多いと、ホント今更思いました。

エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、(この辺古すぎないか?)
マンハッタン・トランスファー、イリアーヌ・アライアス、
セルジオ・メンデス、スティング(えっ!?)



Sting-Ivan Lins / She Walks This Earth

 ああ、ビックリした。
 調べてみるもんですね。

 調べてビックリといえば、Dave Grusin と Lee Ritenour、
今年アルバムを出していました。

 しかもタイトルは…「Brasil」!
 さらにIvan Linsも参加してますよ、って、ねえ。

 Ivan Linsにかかわる様々な出来事は、もはや偶然ではなく
必然なのである、とワタクシには思えてなりません。
 
 そして、ええ、土曜日には届きますよ、何年ぶりかに買うCDが。

んでわ。


tsurutaya at 23:30│Comments(0)おんがく 

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

白 vs 白赤 対 青