2024年11月18日
三桁国道沿いのオシャレカフェ(コーヒー話そのご)
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
と思ったものの、実際に足をのばせているのは、二か月に一度くらいでした。
たまにしか行けない距離にあるお気に入りのパン屋の二階にある店とか、
地元の大きな公園の中にあるキッチンカーのお店とか、
街中の裏通りにある中古家具屋のような店とか、
今まで通り過ぎていた街の、駅からちょっと歩いた場所にある小さな店とか、
それぞれが味わい深い珈琲を提供してくれました。
今回紹介するのは、山形方面に続く街道に向かう山沿いの三桁国道沿いという、
普段あまり使わないルートにあるお店で、用事ででかけた際に
ちょっとお茶でも、と、ふらりと寄ったのでした。
ネットの検索で見つけたお店なので、そのままナビまかせで
走っていくと、目的地辺りに、怪しい煙が立ち上るのが視認できました。
タイヤよあれが焙煎の煙だ、とばかりに、店の駐車場に乗り入れると、
田んぼなどが連なるのどかな風景の中に、なんかカッチョエエその建物はありました。
https://www.invitrocoffee.com/
正直、店構えを見たときに、なんだこのオシャレカフェ、
というちょっと斜に構えた感想を持ってしまったことは否めません。
まあ、シアトル系コーヒーによくあるような、オサレな感じに勝手に敵愾心を
おぼえてしまうという、ヒネた感覚が未だにあるのですワタクシ。
店に入るとまず、甘く煙る珈琲の焙煎臭が鼻をつきました。
淹れるときの薫りとは全く違いながらも、間違いなく珈琲であることがわかる香りです。
奥のほうで、店主と思しき人物が、設備の前で何やら作業をしていました。
どうやら先客は居ないので、作業に没頭している模様でした。
ちょっとしてから、客の存在に気づいて、メニューを持ってきましたが、
ストレートコーヒーだけで4,5種類あったので、このごろマイブームの
ケニアをオーダーしました。
まっている間に、大学生風の男子四名と、ご婦人二名が来店し、
けっこうにぎやかになってきました。
こんな場所、といっては失礼かもしれませんが、辺鄙な場所にもかかわらず、
意外に盛況なので、珈琲への期待が否応なしに高まります。
さて問題の珈琲ですが、増えた来客への対応のためか、
気持ちゆっくり目に提供されました。
気持ちゆっくり目に提供されました。
ケニア、というセレクトは、九か月前にも他の店でしていて、
浅煎りの奥深さに、いたく感動したものですが、今回は中煎りといった
ところでしょうか、案外普通の見かけをしていました。
正直、ちょっと侮っていたようにも思いますが、一口啜って、
己が浅はかさを恥じ入ることになりました。しみじみうまい。
以前喫したケニアは、一口ごとに余韻を楽しむ感じでしたが、
それとは全く違う味わいがあり、一口飲むと、次の一口が
恋しくなる、そんな美味さを感じました。
遠いけど、いつか機会があったらまた来たい、と思わせる店でした。
んでわ。
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