「宇宙船ペペペペランと弱虫ロン/谷川俊太郎」とーほぐ縦断道草の旅【復路】

2024年11月21日

とーほぐ縦断道草の旅【往路】

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 旅に出ていました。

 といっても、青森で独居している母を訪ねて八十里ちょっと、
一泊二日のshort tripです。

 前日謎の寒波で、雪が降ったりしていたこともあり、
タイヤ交換がまだだったので、車での移動を諦め、新幹線を使いました。

電車でゴー

 で、ビール片手に電車でゴー!となったのは良いのですが、
仙台から青森に向かう際に、いつも気にしていることがありました。

 それは、ワタクシの魂のフルサトである街、盛岡を通過するのは、
なんとなく癪に障る、ということなのです。

 車だったらまあ、道すがら昼飯でも、ってなるのですが、
新幹線となると、ちょっと面倒なのです。
 新幹線eチケット、便利なんだけど途中下車はさせてくれないんですよね。

 仕方がないので、仙台・盛岡間と盛岡・七戸十和田間の二区間で
切符を購入しました。

 滞在時間に制限はつきますが、狙いは駅ビルにある「じゃじゃ麺白龍(*1)」なので
まあ余裕と思っていましたよ。

白龍

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 もう30年くらいも前になるが、僕は青森にある製紙工場の仕事で、
八戸と仙台を行ったり来たりしていた。

 月曜の朝に盛岡まで新幹線で移動して、そのあと八戸方面に向かう特急に乗り換える。
 工場でシステムテストやデバッグ実施して、金曜の夕方に仙台行の特急に飛び乗る。
 そんな暮らしをしているうちに、乗り換えの盛岡で途中下車できることに気づいた。

 大学時代を過ごした盛岡は、僕にとっては特別な街だった。
 卒業してからも頻繁に訪れ、社会人マネーにモノを言わせて、
大学サークルの後輩に奢りたおしたりと、豪遊をしていた。

 そんな自分が愛してやまないお店が、大通りと映画館通りの交差点、
ミスドのあるビルの二階にあった(*2)。

 途中下車のアイデアを思いついた時には、真っ先に立ち寄ることを考えたが、
片道20分弱を歩いて飲んでまた歩くには、滞在時間がタイトすぎる。

 「この星での停車時間は短いから注意するのよ鉄郎」とメーテルの声が
聞こえそうである。

 しかしその時、系列店(*3)が駅前にあることを思いだしたのであった。

 頼む料理はいつもペリキートスとケサディージャ、そして何かもう一品であったが、
全部1人で食べるのは腹的にも時間的にもまあまあキツい。

 それでもけっこうな満足感を覚えていたのは、道草を食らう楽しみもあってこそ、
だったのかもしれない。

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 白龍でのランチを済ますと、わりと時間に余裕があったので、駅周辺をアチコチ
歩き回りました。

盛岡

 天気が良かったので、久しぶりに岩手山が綺麗に見えました。

 道草パートはこのくらいで、あとは目的地にまっしぐら、と言いたいところですが、
今のとーほぐの鉄道事情は、それを許してくれません。

 昔なら、JRのローカル線で行けた場所には、今や「IGRいわて銀河鉄道」とか、
「青い森鉄道」とやらで行くことになるのです。
 そしてなんかすごく接続が悪いのです。 

 ワタクシは、七戸十和田駅からは“バスを利用する”という選択をしました。
 やっぱり駅ではけっこう待つことになりましたが、待合室が空いていて、
なおかつ電源が完備されていたので、それほど困りませんでした。

 スマホさわるくらいしかやれることがない駅だったので、ホント助かりました。

七戸十和田

 さて、とーほぐ縦断道草の旅、次回は復路をお送りいたします。 

んでわ。

*1:じゃじゃ麺白龍:盛岡じゃじゃ麺を始めたお店。元祖であり基準点。
 40年前は普通(現在の中)300円、ちーたんたんが50円だった。
 昭和は遠くになりにけり。
https://www.pairon.iwate.jp/index.html

*2:グッタイムチャーリー:大学に入学したての頃はまだファミレスだった場所に
気づけば出来ていた。
 貧乏だったので、学生時代は滅多に行けなかったが、たまに行くと
スブマリーナとバーボンばかり飲んでいた。
https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3001443/

*3:ディエスオーチョ:当時の通称は“駅前チャリー”とか“駅チャー”
 サイトには40周年とあるが、行ってたのは30年くらい前。
 まあ、平成も遠くになりにけり。
https://cpstyle.jp/morioka/shops/10174



tsurutaya at 23:30│Comments(0)ローカル 

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