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2024年12月26日

まんが愛クロニクル 立志篇「私的ジャンプ黄金期」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 さて、私的マンガの記憶を絞り出すコーナー、今回は、
“立志篇「私的ジャンプ黄金期」”です。

 週刊少年ジャンプとの接触から始まったまんが道ですが、ワタクシ、
そのジャンプ黄金期をリアタイで体験してきた、と申せましょう。

 まあ、黄金期、長いので定義が諸説あるのですが、
ここではざっくり公称300万部をうたってからの4,5年、でしょうか。

 その時の表紙を見ると…

Jump300

 中央に「リンかけ(リングにかけろ)」その左に「こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」
と「コブラ」の上が「私立極道高校」の上が「キン肉マン」。
 右にフォーカスすると「すすめ!!パイレーツ」も。

 その他、当時お馴染みの作家先生が見なれない作品を描いていたりしますね。

 このあと「Dr.スランプ」「キャプテン翼」「キャッツ♥アイ」の連載が始まる、
って考えると、まさに黄金期の始まり、って気がします。

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 中学三年の秋に北国の港町に引っ越した。

 50年ちかく昔とはいえ、大通りにある書店で週刊雑誌の発売日が1日遅れる、
という程度に地方で“雪深い田舎”という表現がしっくりくる町だった。

 今となっては、どんな経緯だったのかすっかり忘れてしまったが、
僕ら三兄弟は“週刊少年ジャンプ”を定期購入する権利を母親から得ていた。

 毎週、発売日より一日遅い火曜日に、ジャンプが書店に入荷するのを
心待ちにしていたのである。

 そんなある日、僕らは耳寄りな情報を入手した。
 駅の売店では、発売日の月曜に「週刊少年ジャンプ」を売っている、
というのである。

 どうやら、街の書店とは流通の方法が違い、鉄道便で運ばれてくるため
らしいのだが、駅の売店で立ち読みは無理がある。

 まあ、買うと決まっているのだが、懸念事項が1つあった。
 売店に入荷するのはせいぜい10冊。
 近隣の中高生を向こうにまわして、その中の一冊を入手しなければならないのである。

 しかし当時、駅近在住であるという地の利を得ていたため、
毎回最初の一冊を入手できていたように思う。

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 そんなわけで、300万部を謳った頃からしばらくの間、僕らは
週刊少年ジャンプを定期購読していたのです。

 中学半年と高校三年間いただけだったので、あの北の町には
たいして思い入れがないつもりでしたが、数十年を経て、
こうして思い出しながら書いてみると、そう悪くなかった気もします。

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 シリーズ『まんが愛クロニクル』はこれにて一旦休憩します。
 続きは少々お待ちください。
 
んでわ。


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