2025年05月19日

ワタクシ的ラーメン考・とんこつ味

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 『ラーメンは嗜好品である』ということで、
書くというエントリです。

 今回のお題は“とんこつ味”。
 トーホグ人のワタクシが言うのもナンですが、“醤油・味噌・塩”ときたら
次は“とんこつ”なのです。
 いらすとやサンのラーメンもその4つが準備されているので、
まあ順当なところだと思います。

 で、“とんこつ味”ですが、あくまで個人的に、ですが、
九州のとんこつラーメンに限らせていただきます。
 まあ分類の話なので、多めに見てください。

 そして九州のとんこつラーメンは地方によって色々と特徴があり、
その土地の名前がついています。

 ワタクシの認識では、発祥の地の「久留米ラーメン」は
「博多ラーメン」より麺が太い感じです。

 対して「博多ラーメン」は細麺で茹で時間が短く、替え玉がある感じです。
 全体的に少な目で、酒飲んだ後でも食べやすいです。
 「長浜ラーメン」は「博多ラーメン」のバリエーションと思っていますが、
明確な定義はわかりません。
 より臭くてより細い感じはあります。あ、謎肉が入っている気がする。

 そして「熊本ラーメン」。
 気持ち博多より飲みやすいスープに中太麺、そしてマー油で仕上げているイメージ。

 その他の地域についてはよくわからないというのがホントのところです。
 昔、都内の三田駅近くにあった鹿児島ラーメンの店によく行ったのですが、
結局何が決め手だったのかわからないままなのです。
 あ、もやし入っていた気がします。

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 サラリーマン時代に、博多の中洲にあるウィークリーマンションに
5週間住んでいたことがある。

 当時勤めていた会社の福岡支店の仕事で、とあるアプリの導入支援、
という気楽な(?)仕事で、とーほぐ生まれとーほぐ育ちの僕にとっては、
異世界探訪のご褒美出張である。

 毎晩のように飲み歩き、とまではいかなかったが、かなりの頻度で
現地ならではの食を訪ね歩いた。

 当然、ラーメンも相当食べた。

 やたらと目につく屋台から、店の外まで席をつくってビニールで
壁をつくっていた人気店、長浜まで明日を伸ばしたこともあれば、
週末は久留米、熊本までラーメンを求めて行った。

 現地の知り合いがいたので、お勧めの店にも行ったし、
通っていたBarで聞いた朝までやっている店にも行った。
 現地の人たちは、九州で“ラーメン”といえば必ずトンコツなのだ、
と口をそろえて言っていたが、あえての“非豚骨”も探して行ってみた。

 色々食べて思ったのは、どれもそれぞれ美味しい、ということであった。
 なんのヒネリもないので申し訳ないが、かの地では何食っても
大抵うまかったのであった。

 まあ、ラーメンについては大方満足したのでなかろうか。
 心残りといえば、うどんを食わなかったことくらいだし。

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九州タイプのとんこつラーメンは塩ラーメン以上にありません。
 仙台の街中だとここ数十年でだいぶ増えたようなので、是非ウチの近所にも
来てほしいものです。

 さて、四回にわたってワタクシ的ラーメン考をさらっと書いてみましたが、
なんか全然書けていない気がしています。

 やはりラーメンは実践。
 ということで、新シリーズ「マイベストラーメン」にご期待ください。

ramen_tonkotsu
んでわ。



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2025年05月14日

はじめてのBar

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 つい先週ですが、懸案のお店を初訪問できました。
 それは最寄り駅(非近所)のそばにある、Barなのですが、
昼間に探してみても見つけることができないかったため、
余計気になっていた店でした。

 その日ワタクシは仙台の南の方にあるお店でがっつり食べて飲んで、
地下鉄に乗って北の我が家へ向かった、のですが、終バスを逃してしまい、
仕方がないので歩いて帰ろうと思ったところで、けっこうな雨。

 タクシー乗り場へと向かいながら、ちょっと良いが醒めた、のか、
飲み足りない気がしてしまったのでございます。

 昼間は探せなかったその店は、意外なくらいあっさりと見つかり、
雨のせいか客も少なく、すんなり入ることができたのでした。

 初めてのBarでは、いつも過大な期待といくばくかの不安で、
クラクラしますが、そういう感覚を本当に久しぶりに思い出すことが
できました。

 メニューがあるお店だったので、まずは傾向をざっと見ます。

 わかりやすく目につくのは、カクテルの充実さ加減です。
 よくあるカクテルと価格が載っていのも、価格帯を知るのに有用ですが、
そこにオリジナリティがどのくらい盛り込まれるかがポイントになります。

 ご当地要素である地酒カクテルとか、地元のクラフトジンベースのカクテルは
かなりいい線でしたが、ワタクシ的には自家製ジンジャーエールのモスコミュールが
どストライクでした。
 銅製のマグで供されたのでは初戦は一杯食わされた感しかありません。

 うなっている間にもメニューを精査していましたが、次のスコッチを
検討しているうちに、お通しが出てきました。

 や、小さいとはいえサンドイッチにカナッペにチーズケーキって!?

 スコッチはちょっと待て。

 カウンターに乗ってるバケツに刺さってるボトルはワインじゃないかい?
 で、メニューを再度チェック。

 このリーズナブルな価格のグラスワインが目の前にあるのではないかな?
 ってことで、通しをこなすために急遽白ワインをグラスでオーダーしました。

 ちゃんとしたつまみがあってしっかり味わうと、ワイン一杯分なんてあっという間ですね。
 なんとか片付けて、スコッチをオーダーしました。

 ワタクシ、自宅用にちょっと変わった熟成とルートのスコッチを持っているのですが、
それのオリジナルがあったので、三戦目はそれを頼みました。

 ストレートとチェイサーをお願いしたら「加水する感じですか?」
と訊かれました。
 「そうです」とこたえたら、なんとスポイトが出てきました。

 これには、長いわりに少ないワタクシのBar人生でも初のことでしたので、
大層驚きました。

 なんにせよ三戦して三敗した感じでしたが、こんな嬉しい負けはないですね。
 再戦が待ち遠しいです。

仙台坂

 そういうわけで(?)これはそろそろ「ワタクシとスコッチ・ウィスキー」を
書かねばならないのでしょう、と思ったりもしましたのです。

んでわ。


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2025年04月24日

ワタクシ的ラーメン考・塩味

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 『ラーメンは嗜好品である』ということで、
書くというエントリです。

 今回のお題は“塩味”。
 前回の“味噌味”で最近、外ではあまり味噌味を食べないと書きましたが、
“塩味”についてはそれ以前で、そもそも行く先であまり見かけない、
というのはあります。

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 仕事で蒲田に通っていた頃が一番ラーメンを食べていたように思う。
 社食がイマイチだったのもあるが、出向先だったため、外の空気を吸うことが
必要だった、というのもあった。

 そしてその日の気分で色々食べたい性格である僕の“昼飯ラーメン率が高い”、
ということは、色んなラーメンを食べ歩いていた、ということを意味する。

 塩ラーメンについては、2軒ほど気にいっている店があって、
一軒は昼と夜で違う味の塩ラーメンを出していたが、塩の奥深さを初めて知った店であった。
 この店だが、すでに無くなっているようで実に残念である。

 もう一軒は、メインは醤油味で、つけ麺もやっている店だったが、
そこの塩ラーメンが、好きすぎて他のメニューはあまり食べる機会がなかったように思う。
 小エビやコーンなんかの細々とした具材を煮込んだ白濁した濃い目のスープ(豚骨?)に
中太ストレート麺、そこにレモンスライスが乗っている、という変わり種。
 この店も、一時期無くなっていたようだが、昨年復活したという情報をみつけた。

 是非訪問したいとろこだが、蒲田は遠し。
 と、思っていたのだが、初代店主が青森で店をやっていると知った。
 そちらの方がやや近いから行こうかしら。350kmくらいあるけど。
 (ちなみにウチから蒲田までは400kmである)

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 塩ラーメン、食べたいようなのは近場にはない、と今朝まで思っていました。
 けっこう好きなあそこの塩ワンタン麺はけっこう遠いので。
 今朝、朝ラー限定、アゴだし塩、というのをいただきまして、
これはオリジナルの醤油よりアゴ出汁がけっこうよく出ていて、いいな、
と思った次第。
 今後、あの店に朝ラー行くならコイツにしようと決めたワタクシなのでした。
ramen_shio
んでわ。


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2025年04月17日

シリーズ幻の味 第2回「とりめし@伯養軒」【リマスター版】

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 もうすぐゴールデンウイークですなあ。
 まあ、自営業のワタクシにはあまり関係のない話ではありますが、
電車の旅なんかは、たまにしたくなります。

 さて電車の旅となれば、やはり駅弁でありましょう。
 駅弁…最後に食べたのはいつだったであろうか(遠い目)。

 サラリーマン時代には、出張の折などに、かなり食べておりました。
 行った先々はもちろんのこと、向かう前に仙台駅で買うなども
よくしていました。

 「幻の味」というのは、好きだったけど無くなったお店や、
料理、食品なんかを懐かしむ趣旨のシリーズです。
 今回は、昔の文章を再利用した、はやりのサステナブルな感じで
【リマスター版】と銘打ってお届けします。

 ワタクシ、今からざっくり5年前にこんなことを書いていました。

--

『幻の味 ~駅弁編~』

 みなさんは、お気にいりの駅弁、ありますか?

 以前サラリーマンをしていたころには、遠くへの出張が多かったので、
朝移動前に出社してから昼前に新幹線に乗る、なんてことがよくありました。
 その流れで駅弁のお世話になる事も多かったのですが、
ここ数年は高速バスでの移動ばかりだったため、すっかりご無沙汰でした。

 で、先日たまたま、お昼くらい発の新幹線に乗るために、
久しぶりに駅弁を購入しました。

IMG_20200821_120333
 【写真1:駅弁開封前】

 この駅弁、広い仙台駅でも、あまり置いていない代物で、
以前一個だけ見つけた際には、目の前でOLっぽいお姉さんに先を越されてしまい、
ずいぶん悔しい思いをしたものです。(そこまでか?)

 で、これ、今でこそ仙台駅で売っていますが、40年ほど前には、
青森県のとある町の駅でしか売っていませんでした。

(以下、遠い眼で回想) ---

 僕が高校の頃にすごしたその町は、青森の片田舎だったが、
一応、交通の要衝で、当時の国鉄の特急が停まる駅があった。
 そして、それとは別のローカル線と私鉄の始発駅でもあった。

 乗り換えのある駅だからなのか、オリジナルの駅弁があり、
それが件の「とりめし」だった。
 黄色を基調にしたシンプルな包装紙には、鶏のイラストと
「とりめし」とだけ書いてあったと記憶している。

 中学3年生の秋冬と、その駅近くに住んでいたのだが、
当時はコンビニもなく、外食よりも手軽だったせいか、
よく母に買ってくるよう頼まれ、弟たちと食べたものだった。

 当時、地方への物流にはけっこう時間がかかったようで、
中高生に大人気だった「週刊少年ジャンプ」が町の書店に並ぶのは、
発売日の月曜より一日遅い火曜だった。

 ただ、駅の売店だけは、国鉄独自の流通に乗っているせか、
ちゃんと発売日の月曜に店頭に並んでいた。
 なので、月曜は授業が終わると、大急ぎで駅に向かい、
少年ジャンプを買っていた。

 駅の売店では、平積みの少年ジャンプと、とりめしの駅弁が
仲良く並んでいたが、きっとその日の売り上げトップ2だったことだろう。

--- (回想おわり)

 さて、その「とりめし」ですが、まあ、ひし形の弁当箱が特殊なだけで、
中身はいたってシンプルです。
 鶏のそぼろ、玉子のそぼろ、鶏肉の照り焼きが、
鶏のだしで炊いた茶飯の上に乗っているだけです。

 あ、最近ついぞ見かけなくなったグリーンピースが乗っているのが
珍しいっていえば珍しいですね。

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 【写真2:駅弁開封後】

 「40年前の記憶とは包装紙のデザインが違うな」とか
「当たり前だけど、仙台近郊で作っているんだな」とか
「まあ、見た目はほぼ同じだな」とか、
いろいろ思って食べました。

 久しぶりに食べた「とりめし」は、記憶しているよりも、
だいぶ塩辛い味がしました。

 舌が変わったのか、記憶の中の味が美化されたのかわかりませんが、
あの頃食べた「とりめし」の味は、もう、記憶の中にしか、ないのかもしれません。

--

 実はこの駅弁、すでにオリジナルを売っていた駅にはおいていません。
5年くらい前、ちょうど上記の文章を書いたころに、販売元が青森から
撤退したらしいのです。

 まだ仙台駅では駅弁を見かけるので、事業自体は続いているっぽいのですが、
肝心の“とりめし”はついぞ見かけなくなりました。

 販売元のサイトにも記載がないので、もしかしたら、
本当にもう無くなってしまったのかもしれません。

んでわ。


tsurutaya at 23:30|PermalinkComments(0)

2025年04月10日

ワタクシ的ラーメン考・味噌味

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 『ラーメンは嗜好品である』ということで、
書くというエントリです。

 今回のお題は“味噌味”。

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 仕事で札幌の客先に常駐していた時、昼飯がラーメンになることが
けっこうあって、なんでか醤油がウリの店とかに連れていかれることが
多かったのだが、何度か“すみれ”に行った。

 この店の味はけっこう僕の好みで、店が超混んでいることを差っ引いても
再訪すべき店である、と思うっていた。(25年くらい前だけど)

 しかしこの店に来るときに、いつも頭をよぎるのが、仮の宿にしていた
ウィークリーマンションの最寄り駅近くにある“純連”であった。
 僕はどちらかというと、“純連”の朴訥な味が好きだったのである。

 そんな純連が県外に2つ目の支店を出した。
 都内高田馬場に続いて、仙台のそれも繁華街とは程遠い、町の外れのほうに、
である。思えば本店のある澄川も街中とはいえない立地であったが、
そんなところ真似しなくて良さそうなのにな。なんてことを考えながら、
店が出来てからすぐに、食べに行った。

 本店とはだいぶ違う雰囲気の店で、やっぱりだいぶ違う気がするメニューを
眺めて、一番オーソドックスな感じのものを頼んだが、なんだか違う気がした。
 しかしまあ、あれから多分15年くらいも経っているのだから、変わったのは
僕のほうなのかもしれない。

 それからさらに10年くらいたった気がするので、そろそろ再訪してみようかな、
とも思うのである。


---

 家での定番インスタントラーメンは味噌味なワタクシではありますが、
外では、最近あまり食べません。

 まあ、味噌といえば札幌、という思いもありますが、結局のところ
そこまで食べたい味噌が近場にない、というのが実際でしょう。
 五福星の豚味噌ラーメンは店ごと無いし、けっこう好きなあそこは
けっこう遠いのでありました。

ramen_miso
んでわ。


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