2024年07月18日

盛岡めんこい横丁、小吃店のじゃじゃ麺(とーほぐ味紀行3)

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 先日、秋田を旅した話を書きましたが、翌日は盛岡にいました。

 諸般の都合で午後には仙台に帰り着く必要があったので、
「元祖盛岡じゃじゃ麺白龍フェザン店」で、バタバタと早めの
昼飯を食って移動、と思っていたのですが…。

 思った以上に新幹線が混んでいて指定が取れず、一本早いので
移動することになり、結果、11時の白龍開店まで待てない、という
事態になりました。

 前日のラーメン屋定休日に引き続き、受難の麺道中。

 しかしこんな時こそ、未踏のお店を訪問するチャンスであります。
 普段「白龍」ばかり利用してるので、たまには違う店の味をみたいですしね。

 そこで訪ねたのが、駅前地下道の通称「盛岡めんこい横丁」にある、
小吃店(しょうすうてん)です。

小吃店


 ご覧の通り、スタンダードな感じのじゃじゃ麺で、見た目の期待を
裏切らない感じの味なのが、良かったです。

 午前中に新幹線で移動したい時には使おうと思います。

んでわ。


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2024年07月08日

元祖十文字中華そばマルタマ(とーほぐ味紀行2)

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 先日、秋田を旅した話を書きましたが、目的の1つが、

 なかなか見ごたえのある、その道の第一人者たちの収蔵品
(主に原画や生原稿)でしたが、常設展と読書コーナーだけ行くなら、
なんと入場無料です。

 近所にあったら廃人まっしぐら間違いなしという、底なしな気のする
沼地でしたが、秋田駅からでも電車で100分という立地の十文字駅から、
一時間に一本あるかないかというバスに乗るという、旅の上級者向け
ポイントとなっております。

 しかしまあ、冗長な道行こそが旅の醍醐味ですし、ワタクシ、
実は十文字は過去に2回訪れたことがあります。
 もちろんバイク旅ですが、その際に食べた“十文字ラーメン”は
かなり特殊な部類のものであると記憶していました。

 十文字駅についたあと、バスに乗るまでけっこう時間があるので、
“十文字ラーメン”を食べようじゃないの、と、調べてみると、
以前行ったことのある「丸竹食堂」が、目的のバス停から
けっこう近いようでした。

 開店時間直前だし、そんなに待たずに食べて、さくっとバスに乗ろう、
と皮算用したものの、すんなりいっちゃあ、旅の醍醐味とやらが
味わえないってもんです。(若干負け惜しみ)

 ええ、店の前まで行ったら、お約束のように目に入ったのは、

 「定 休 日」

 の、三文字です。

 仕方がないので、最寄りの次候補店を検索して、再び歩きだしました。

 6月とはいえ、なんだかとっても暑い日でした。
 正直言うと、もう、すぐにでもひよって、なんか涼しげな店にでも
避難したかった…したかったのだけど、店を目指す道すがら、コンビニの
一軒すら見かけないのでした。

 で、案外歩いてたどりついた約束の地、それこそが

「元祖十文字中華そばマルタマ」

なのでした。

 開店前から、人がけっこう並んでいたのですが、なんとかラスイチの
テーブルに着くことができました。

 入店時に先に食券を買うよう言われたので気づきませんでしたが、
後になってメニューをよく見ると、中華そば以外にも、
塩味の五目中華、味噌味のサッポロラーメン、辛味噌味の中国ラーメンなど、
思ったより色々あったのが意外でした。
 個人的にはカレーライスがすごく気になりましたが、流石に中華そば一択です。
 他のお客さんも観察していたのですが、おおむね皆さん中華そばを頼んでいたようです。

 さて、問題のラーメンです。

十文字中華そば

 魚介だしの澄んだ醤油スープは、具の麩とあわせると、青森の中華そばを
ほうふつとさせます。
 紅白かまぼこは謎ですが、昔はナルトが入っていたという説もあります。
 色担当でしょうかね。

 しかしまあ、十文字ラーメンの最大の特徴は、その麺にあります。
 かんすいを全く使わない、細い縮れ麺は、全くコシが感じられず、
よく似たラーメンを1つ挙げるとすれば、スタンダードのカップヌードル
あたりではないでしょうか。一般的には好みが分かれるところかと思います。
 ワタクシは好きですが。

 とまあ、けっこう苦労しつつも、なんとか食べることができましたが、
次回があるなら、駅前にあったフレンチレストランに行きたいものです。

 なにせ「ラーメン」ってのぼりが出てましたからねえ。

んでわ。


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2024年06月24日

「AY氏のはなし(2)」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 先日のことですが、ワタクシ、二泊三日で秋田と盛岡に
泊まる旅に行ってきました。

 観光スポットに行くのは一日一か所だけにして、
初日の夜は秋田の知人に秋田駅前の居酒屋を案内してもらい、
地元の料理や地酒に舌鼓をうち、翌日は盛岡の名店で大学時代の
旧友と飲んだくれる、という、なかなか贅沢な旅でした。

秋田食
 【たびのめし秋田編】

 居酒屋で現地の方と秋田の食べ物について話していて、
よく知っていますね、と、言われましたが、それはひとえに、
大学時代にお世話になったAY氏によるところが大きいです。

 ええ、ワタクシのご近所に住んでいた、
です。

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 盛岡に住んでいた当時、大学寮での清貧生活に疲れていた僕は、
酒の飲める一夜の宿を求めて、友人や先輩の部屋を渡り歩いていた。

 同窓の自宅生にしてみても、飲むといちいち家に帰るのも面倒になるので、
まぁいつも数人が誰かの部屋に押し掛ける、というような感じで
若さを徒に浪費していたのである。

 もちろん家主にしてみればたまったものではないが、いつの時代も
イケニエになる人間が必要なのだ。そう、頼まれるとノーと言えない、
あるいは言っても聞いてもらえない人間が。

 AY氏もその一人だったが、実家からの仕送りが充実していて、
ベーシックな食糧である米はもちろんのこと、比内地鶏の加工肉やら、
たまに“とんぶり(箒の実)”、ごくまれにジュンサイの瓶詰、
冬場になるとハタハタのなれずし、と、秋田の名産品はほとんど
彼に教えてもらったと言っても良い。

 まあたまには、ソーセージの缶詰なんて謎食品もあったが、
おおむね皆でおいしくいただいたものだ。

 そういえば、そもそも彼と正式に対面したのは、寮の先輩である
OBさんに頼まれて、僕の所属していたサークルのたまり場まで
案内した時だった。

 OBさん曰く、

「君のサークルにAYという男がいるが、どうも彼は
 最近大学に来ないで、サークルのたまり場にずっといるらしい、
 説得するので、ちょっと案内してくれないか」

 とのことだった。

 そうやって案内したたまり場=もっと上の先輩の部屋だったので、
その後AY氏の部屋がたまり場になったのは、まさに因果応報というか、
歴史は繰り返すというか、まあ、なんかそんな感じではある。

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 というわけで、秋田の名物を食べると、否応なしに彼のことを
思いだすのです。
 ちなみに酒を求めてさすらっていたワタクシでしたが、その後、
三年間いた寮を出て、アパートの住人になりました。

 そして学業に精を出すべく、PC9801を購入。
 したのが運の尽き。
 常に誰かがパソコンを使っている“たまり場”となってしまったのでございます。

 ああ、因果応報。


んでわ。


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2024年06月19日

ポケットカフェ(コーヒー話そのよん)

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

ワタクシ、オートバイで高速道路を使う旅に出るときは、いつも小瓶に入れた
インスタントコーヒーを持参します。

 こんなの。

ポケットカフェ


 サービスエリアにあるティーサーバーには、お湯もあるので、
そこで飲むことにしています。

 高速道路のサービスエリアといえば、だいたいどこでもレギュラー珈琲を
抽出してくれる自販機がありますよね。ちょっと高めのやつ。

 抽出演出の動画を音楽付きで見せてくれたりするうえに、蓋までつけて
くれるので、飲みきれなくても、そのまま自動車に持っていける便利なやつ。

 でもまあ、バイクで移動していると、買ったコーヒーは基本、
飲み切らなければならないわけです。

 加えて、コーヒーってやつには、眠気覚ましにはとてもいいのですが、
利尿作用って困ったオプションがついてくる。
 そう、飲みすぎ厳禁、なのですよ。

 そんなわけで、バイクで旅をする時には、いつもポケットに
茶色の小瓶を入れている、というわけなのです。



 コーヒー代をケチっているといえば、まあ、そうなんですけどね。

んでわ。


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2024年06月05日

ワタクシとウヰスキー(酒話伍)

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 このシリーズ、ビール、日本酒、ワインと醸造酒の話ばかりでしたが、
今回は満を持しての蒸留酒、ウィスキーばなしです。

 子どもの頃に家にあったウィスキーは、多分ニッカの黒と
サントリーオールドで、あるにはあるが父が飲んでいたのを
見た記憶はあまりなかったように思います。
 サイドボードの飾りだったのかしらん?

 本ブログの読者各位はご存じの通り、ワタクシ幼少のみぎりより、
酒への興味が津々なお子さんだったので、当然のように
家人の留守を狙ってウィスキーも試していました。

 しかしまあ、ご想像通り、苦いしアルコールはキツイしで、
口に入れたはいいが、すぐに吐き出しましたっけ。
 ビールくらいならけっこう行けたはずなので、苦さが、というよりは、
やはり度数が問題だったのだと思います。

 そんなわけで、ワタクシのウイスキーに関する興味は、
長らく封印されていたのでした。

 そう、あの日までは。

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 モラトリアム、という言葉があるが、三年間の高校生活が
終わろうという早春、一応進学クラスであった我々にとっては、
一通りの大学受験が終わり、発表を待つまでのこの時期は、
まさに猶予期間である、といえた。

 それまで皆それぞれに頑張ったのであろうし、まあ、
若さにまかせて乱痴気騒ぎをするのに十分な条件がそろっていた、
ともいえる。

 僕自身もまあまあ気が緩んでいたし、何をするという事もなく
ただ合格発表の日を待っていたように思う。

 誰が言い出したのか、全くおぼえていないが、MT君の家で
打ち上げというか、慰労会というか、宴会をする流れになっていた。

 当日、誘わるままノコノコ行ったら、広い部屋に車座になって
10人以上も集まっていて、みんなヒマなんだなあ、と思ったような
気がする。
 
 着いて早々に、お菓子やらジュースやらが、まわってきたが、
異色を放つボトルが一本あった。
 そう、ウイスキーの瓶である。
 四角ばった瓶が印象的なソイツは国産ウイスキーとしては
まあまあ有名なやつだった。

 しかしながら僕の記憶のものとは少々、というか大分違って見えた。
 なんだか瓶が大きいのである。

 お徳用サイズのそのボトルは、高校生がヤンチャするための準備にしては、
少々マニアックな気がするぞ、と未来の自分なら思うだろうが、
高校三年生の僕が知る由もなかった。

 それはさておき、背伸びもしたいお年頃。
 飲めるものなら飲みたいがしかし…、ウイスキーにはあまりいい思い出がない。

 そんな僕の逡巡を看破するものがいた、というか、皆アルコールについては
ビギナーだったからだろう、コーラーで割ると飲みやすいし、美味しいと
いう情報がもたらされた。

 そう、いわゆる“コークハイ”である。

 見越したかのように、大きいサイズ(たしか1ℓ瓶)のコカ・コーラも
準備されていたので、こりゃ確信犯だろう!、と未来の自分なら思うだろうが、
高校三年生の僕が知る由もなかった。

 賢明なる読者諸氏ならすでにお気づきのことと思うが、その後、
阿鼻叫喚の地獄絵図が展開された、と未来の自分なら思うだろうが、
高校三年生の僕が知る由もなかった。

 だって、いい感じで酔っぱらった挙句、生ける屍と化して、
その辺に転がされてましたもん。

 部屋主のMTにはホント申し訳なかったが、まあ、昭和とはそんな時代だった、
ということにしておこう。

 なお、丸太と化す前にみんなと店屋物をオーダーしていたのだが、
ホストの心配をよそに復活して、カツ丼をぺろりと平らげていたので、
若さってスゲーな、と未来の自分なら思うだろうが、
高校三年生の僕はひたすら食い意地がはっていたのであった。

food_katsudon
 そんなわけで、新たなるウイスキーとの出会いは、あまり芳しくなかったのだが、
数週間後に経験する地獄の歓迎会に向けてのいい予行練習になったともいえる。

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 そんな経験から、ワタクシ、しばらくはウイスキーがずいぶん苦手に感じていたものです。

 今はどうかって?

 ↓をご覧ください。


★今宵のおとも:Bourbon on the Rock. not rocks.

 しかし未だにコークハイには抵抗があるな。

んでわ。


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