本(まんが・小説・ほか)

2025年08月07日

丑三つ時の訪問者「ループもの」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 今回、このエントリのカテゴリは「本」、ということにしましたが、
作品紹介とかではなく、日常のヒトコマ、だったりします。

 昨夜の出来事なんですが、草木も眠る丑三つ時、いつものように
締め切りをとうに過ぎたブログの更新日時をちょこっと変更して
記事をアップしたワタクシは、さぁてそろそろ寝るべぇか、と
床に就いたわけですよ。

 しかしその刹那、スマホにショートメールの着信が。

 こんな時間のメールなんざぁ、無視して寝ちまえば良かったのですが、
メールの送信者を見ると、ここ数年連絡を取ってなかったWG君だったので、
ちょっと返信することにしたってわけです。

--

・差出人:WG
・日付:2025/08/07 2:00
「お久、てかこのパスはまだ通じているのやら。」

>おーw
>なんつー時間に
>さては幽霊だな?

「今、長男と話してて、ってお前も反応早いな。」
「タイムループ(*1)はいつからか?という話。」

>いやわかんないってw

「今更『シュタインズゲート(*2)』にハマって、という話から。」
「そういえばタイムループって昔はあんまなかったような。」
「時間といえばパラドックス(*3)だったよね。」
「いつからだ?」

>ループなら『銀の三角(*4)』かな

「やっぱ、それ来るか。でもあれタイムだった?」

>次元のような気もするが

「ゲーム世代のモノかも、と話していた。」
「海外で心当たりあるか?」

>普通はループしないからなあ
>『エンドレスエイト(*5)』ってもうけっこう古い部類で

「ハルヒ?俺も思った。」

>便利な世の中だ

 ・・・しばらく参照元閲覧のため途絶・・・

>なんとウェルズ(*6)だ

「ん?そこまで追えてない。ウェルズあったっけ?」

>さきのウィキペディアにあったよ。翻訳されてないかもね。
>本邦ではやはり時かけ(*7)、か

「なるほどね。」

先日観た『リライト(*8)』もループものでしたよ

「『ファウスト(*9)』まで持ち出されるとは」
「リトライは知らなかった。」

>『リライト』は良くできた時かけのオマージュ作品だったので、機会があったら観ると良いよ
>コメディだし
>さて寝ますよ
>近況は上記ブログを参照のこと

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 宣伝して〆たけど、この時2時26分でありました。

time_machine

 何年会わなくても、こんな時間にこんな話題で、急に盛り上がるというのは
まあ、あれですが「虎の縞は洗っても落ちない」とはよく言ったものですね。

んでわ。

*1:タイムループ
 いわゆる“ループもの”はタイムトラベルを題材としたSFのサブジャンルで、
物語の中で登場人物が同じ期間を何度も繰り返すような設定を持つ作品のこと。
 いわゆる「時間もの」の一種。特に日本で多いってウワサ。

*2:シュタインズゲート(STEINS;GATE)
 2009年に発売されたアドベンチャーゲーム及びそのメディアミックス作品。
 2011年にはアニメーションも放送された。
「世界線」と言う言葉は本作が初出ってウワサ。

*3:パラドックス(タイムパラドックス)
 タイムトラベルに伴う矛盾や変化のことであり、物語のテーマとしてしばしば扱われる。
 具体的には、タイムトラベルした過去で現代(相対的未来)に存在する事象を改変した場合、
その事象における過去と現代の存在や状況、因果関係の不一致という逆説が生じることに
着目したものである。

*4:銀の三角
 1980から1982まで『SFマガジン』に連載された、萩尾望都のSF長編。
 究極に科学が発達した未来世界を舞台に、時間移動能力を持つマーリーと
そのクローンが、謎の吟遊詩人ラグトーリンとともに絶滅したはずの銀の三角人を
救うため、時空間を往来する。

*5:エンドレスエイト
 谷川流によるライトノベル、涼宮ハルヒシリーズ第五巻『涼宮ハルヒの暴走』収録。
 いわゆる「ループもの」作品で、原作は短編なのだが、アニメ版では2ヶ月に渡り
「同じ話が毎週繰り返される」という実験的な手法が続き、賛否両論を巻き起こし話題となった。

*6:ウェルズ(H・G・ウェルズ)
 何人かいるといういわゆる"SFの父"だが、本命くさい。
 さておいて、ここでは参照したWikiの記事で、作品例として
ウェルズの『奇蹟を行う男(The Man Who Could Work Miracles)1898』が
記載されていたよ、という意味。

*7:時かけ(『時をかける少女』1967)
 筒井康隆による小説。日本におけるループ物の代表作品であり、
映画・ドラマ・アニメなど様々なメディアミックスがなされている。
また、多くの作品からモチーフやパロディー等に使用されている。

*8:リライト(『リライト』2012)
 法条遥による日本の小説、だけど、ここでは先日観た2025年の映画のことを言っている。 

*9:ファウスト
 19世紀くらいにゲーテが書いたやつ。
“「若返って人生をやり直す」という題材”はその頃からある、と、
藤子・F・不二雄が(『未来の想い出』1991)で言ってる。


tsurutaya at 23:30|PermalinkComments(0)

2025年07月28日

幸福は創造の敵「映画大好きポンポさん/杉谷庄吾【人間プラモ】」

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。

 いつもながら何の脈絡もなく突然マンガをお勧めするのですが、今回はコレ。


 『創作の狂気と感動を描いた話題騒然のWeb漫画がいよいよ書籍化!!』
 だそうですぜダンナ。

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某所からパクったざっくりあらすじ

ポンポさんは敏腕映画プロデューサー。
映画の都ニャリウッドで日夜映画製作に明け暮れていた。
ある日アシスタントの“映画の虫”ジーンはポンポさんから突然
「この脚本は君に撮ってもらうから」と監督に指名され!?

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 これじゃなんのことやらサッパリかもしれませんが、
要するに映画大好きなヒトタチが映画を撮る話です。

 初めて読んだのは最初にブレイクした7,8年前なのですが、
たまたま使っているマンガアプリで読めるようになったので
再読しました。

 作中で、ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット、
通称ポンポさんは、映画監督志望の青年ジーンにこう告げます。

「…満たされた人間っていうのは満たされているが故に
  モノの考え方が浅くなるの
 だって深く考えなくても今幸せだから

 幸福は創造の敵
 
 (略)

 現実から逃げた人間は自分の中に自分だけの世界を作る
 まさに創造的精神活動!
 心の中に蠢く社会と切り離された精神世界の広さと深さこそが
 その人のクリエイターとしての潜在能力の大きさだと
 私は確信しているの」

 実は作者はアニメ制作現場に勤めていて、ボツになった深夜アニメ企画を
惜しんでマンガにした、というのが本作誕生の経緯のようです。

 制作現場のリアリティと関係者の怨念に納得のエピソードですね。 
 (あ、その後アニメ化されてます)

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 8/12まで限定ですが、マンガワンで全編無料で読めちゃいます。

 万人にお勧めできる、とまでは思いませんが、何かひっかかるところが
あるのなら、せっかくなので、読むといいと思います。

んでわ。


tsurutaya at 23:30|PermalinkComments(0)

2025年07月17日

人間五百年「望郷太郎/山田芳裕」【購入】

まいど。
 人生の午後をおもしろおかしく暮らしていますが、
ここ数年で、紙のマンガの購入冊数がめっきり減ったつるたやです。

 「もう買ってるマンガ全部書けばいいのでは?」
という悪魔の囁きが聞こえましたなう。

 というわけですでに紹介しているものを除きまして、徐々にご紹介。

 記念すべき一つめはコレ。


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某所からパクったざっくりあらすじ

大寒波襲来、壊滅的打撃、世界初期化。
人工冬眠から500年ぶりに目覚めた舞鶴太郎(まいづるたろう)は、
愛する家族も財産も全て失った。

絶望の淵から這い上がり、理想の暮らしと生きがいを求めて、
祖国「日本」を目指す。
ヒトと文明の歴史をさかのぼるグレートジャーニー。

人類よ、これが未来だ。

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 さて、この方ですが、NHKでアニメにもなった「へうげもの」の作者です。
 本作は『週刊モーニング』でかれこれ5年くらい連載している未来SFなのですが、
SFといっても「コールドスリープ」の実用性をのぞくと、500年後の世界が
どうなっているか?という、極めて思索的作品、といえましょう。

 前作「へうげもの」で破天荒な戦国時代を描いた作者ですが、先鋭的な
SF作品を発表していることは、山田芳裕ファンならば、常識、と思っておりますよ?

 クッソ暑い昨今ですが、近(?)未来の氷河期世界で、涼をとってみてはいかがでしょう。
 さわりはコチラで読めそうですよ。

んでわ。


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2025年06月25日

【ComingSoon】物語の書き手の眼差しのその先にあるもの「こころの一番暗い部屋/雨夜幽歩」

【ComingSoon】

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2025年06月12日

【ComingSoon】追悼「風呂上がりの夜空に/小林じんこ」(仮)

【ComingSoon】



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