おんがく
2025年01月08日
車でかけたCDを紹介するだけの回
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
先日「冬はプログレ」なんて書きましたが、前回紹介したような
ユーロロックは、車の運転時には、まああんまり聴かないです。
とはいえ謎の“プログレ聴くぞ感”があって、今週、運転用に何気なく
選んだCDがこんな感じでした、というご紹介です。
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まずは、エイジアのファースト・アルバム『詠時感〜時へのロマン』
81年結成時のメンバーが、元・King Crimson(キング・クリムゾン)、
元・Yes(イエス)、元・Emerson, Lake & Palmer(エマーソン、レイク&パーマー)、
と、全員が元・プログレ四天王、って感じで、皆けっこうなキャリアだったので
“プログレ年金バンド”なんて揶揄されてたりもしました。
まあ、聴いてわかるのは、ボーカルのジョン・ウェットンと、
ギターのスティーブ・ハウだけでしたけどね。
で、一曲目はこんな感じ。
Asia - Heat Of The Moment (Official Music Video)
これはプログレか?という議論はありますが、まあ、「プログレッシブ・ロックの
エッセンスをポップスとして鏤めた3分半の楽曲」というスタイル、なんだそうなので
御寛恕いただければと思います。
で、このアルバムで一番好きな曲はコレです。
Asia - Wildest Dreams (Official Music Video)
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さて次にかけたのはコレ。
U.K.(ユー・ケー)の『ナイト・アフター・ナイト (ライヴ・イン・ジャパン)』
ナイト・アフター・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン) +1 [ U.K. ]
77年結成した際には、ボーカル兼ベース、ドラム、キーボード、ギターの4人編成でしたが、
79年にはギターをなくして、ドラム交換して、3人編成になっています。
さて、アルバムの一曲目です。
U.K. - Night After Night (live 1979)
なんかツアー中に作った曲だそうです。
そんで演奏もしているらしいです。スゲーな。
あ、4人でやってた曲も演奏していますが、これがけっこう好きです。
Time to Kill (Live)
しかしこのバンド、日本公演のライブ盤を最後に解散してしまいます。
ボーカルのジョン・ウェットンのインタビューでは
「日本での異様な人気で、エディ(キーボード、電子バイオリン)が
有頂天になってしまい手がつけられない状態になっていた」とのことで、
なんかスミマセン。
しかしこの解散がなければ、81年エイジアの結成はないのです。
改めて考えると、なんか方向性も似ているような気がします。
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で、三枚目は元ジェネシスのギタリスト、スティーヴ・ハケットの
これまた東京でのライブです。
『TOKYOテープス〜ジェネシス・リヴィジテッド・ライヴ1996』
【中古】 TOKYOテープス(紙ジャケット仕様)/スティーヴ・ハケット
これ、基本的にはジェネシス時代の自分の曲やら、ソロでの曲を
やっているライブなのです基本的には。
で、好きな曲はこれかな。
Firth of Fifth (Live)
順番がおかしいですが、ワタクシ、このCDで聴いて気に入って
ジェネシスのアルバムまで買いました。
で、このライブ、参加ミュージシャンの曲もやっているのがミソなんですね。
だって、元キングクリムゾンのイアン・マクドナルドと
ジョン・ウェットン(また!?)が参加しているんですよ?
なのでクリムゾンの曲(イアン・マクドナルド作曲)もやっちゃうし、
The Court of the Crimson King (Live)
エイジアの曲(ジョン・ウェットン作曲)もやっちゃう。
Heat of the Moment (Live)
色々聴けてお得ですよ。
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しかし、テキトーに選んだつもりがジョン・ウェットンづくしになってしまうとは
ワタクシの深層意識もイイ仕事するなあ。
せっかくだから、最後にもう一曲くらいジョン・ウェットンにお付き合いください。
King Crimson - Fallen Angel
んでわ。
tsurutaya at 23:30|Permalink│Comments(0)
2024年12月19日
冬はプログレ
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
「冬はプログレ」と、枕草子みたいに書いてみましたが、
実際、冬になるとワタクシ的視聴頻度が上がるのが、
Progressive Rock~通称「プログレ」なのであります。
ということで、今回は私的プログレコレクション紹介です。
といってもキリがないので、以下が今回の縛りです。
1.メジャータイトルはなるべく避ける
プログレ四天王(*1)は当然のことながら、そのメンバー
がらみのものもやめておく。
がらみのものもやめておく。
そうするともう、米英は使えない気もしますがw
2.音源があるものをご紹介
うんちくなんかはほどほどに、“百見は一聴に如かず”をめざします。
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のっけから反則なんですが、とあるホラー映画(*2)で有名な、
このイタリアのバンドのファーストアルバムから、一曲。
GOBLIN - Roller
GOBLIN(ゴブリン)がバンド名で「Roller」(ローラー)という
アルバムの一曲目、「Roller」です。
思えばこのアルバムから、ユーロロックというロックの枝道に
入り込んでしまったような気がします。
せっかくなので、イタリアでもう一曲。
Milano Calibro 9 - Osanna
Osanna(オザンナ)がバンド名で「Milano Calibro 9」
(ミラノ・カリヴロ・ノヴァ)という映画のサウンドトラック
一曲目「Preludio」です。
さて、次はフランス行きましょう。
ATOLL - L'araignee-Mal
ATOLL(アトール)がバンド名で「L'araignee-Mal」
(組曲「夢魔」)というアルバムのB面、
「 L'araignee-Mal」の一曲目、「Imaginez Le Temps」です。
え?バンド名がモーターヘッドみたい(*3)だって?
やだなあ、モーターヘッドはヘビィメタルのバンド名ですぜダンナ。
イタリア、フランスと来たらやはりドイツも紹介しなければ
バランスが悪い(?)ってことで。
La Düsseldorf - Cha Cha 2000 (long version)
La Düsseldorf(ラ・デュッセルドルフ)というバンドの
「Cha Cha 2000」という曲です。
発表は2000年ではなく1978年。
なので、ドイツはドイツでも西ドイツ、ですね。
発表は2000年ではなく1978年。
なので、ドイツはドイツでも西ドイツ、ですね。
メンバーのクラウス・ディンガーという人が
クラフトワークの初期メンバーだったこともあり、
そっち方面の匂いもするような気がします。
すっかりヨーロッパ旅行になってしまいましたが、
伊仏独ではちょっとスタンダードすぎる(?)気がするので、
ラストは「洪」なんてどうでしょうか。
え?曹操の従兄がどうしたって?
いや中国三国時代の武将“曹洪”じゃなくて“洪牙利”。
Omega - Silver Rain
Omega(オメガ)というバンドの「GAMMAPOLIS」(ガマポリス)という
アルバムから「Silver Rain」です。好きなんですよね、これ。
お国は、ハンガリー(洪牙利)、ですって。
もちろん行ったことないです。あ、フランスもだ。
んでわ。
*1:プログレ四天王:
King Crimson(キング・クリムゾン)
Yes(イエス)
Emerson, Lake & Palmer(ELP、エマーソン、レイク&パーマー)
Pink Floyd(ピンク・フロイド)
*2:とあるホラー映画:
ダリオ・アルジェントの「サスペリアPART2」「サスペリア」、
ジョージ・ロメロの「ゾンビ」など。
とある筋には四天王より有名かも。
*3:モーターヘッドみたい
とあるマンガに登場したロボットの総称。
中にはAーTOLLというモーターヘッドもあった。
が、なんかの事情で固有名詞の一斉変更があり、
古くからのファンはもうついていけない(個人の感想です)
モーターヘッドはゴティックメード、A-TOLLはバーガ・ハリに。
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2024年12月09日
ひとつの儀式であったのかもしれない「The John Lennon Collection」
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
昨日、12月8日は、ジョン・レノンの命日、といっても
アメリカ東部の現地時間で23時ですから、日本では12月9日のお昼くらいです。
当時高校生だったワタクシは、まだロック初心者で、12月では、
プログレ三昧の時期だったはず。
Beatlesの名盤「Abbey Road」すら、まだ早い、と言われていた頃です。
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1980年12月9日の出来事を思い出せ、と言われても、
日付と記憶がリンクすることなんて大災害の記憶くらいのものである。
だけど、その当日の夜に事件のニュースを見た記憶があるし、
その後、クラスの有識者(?)がざわついていたような気もする。
それから1年でBeatlesを履修して、更に1年の修業を経てたどり着いたのが、
亡くなって二年経とうかという頃に出た、ベストアルバムだった。
「The John Lennon Collection」
ジャケットは1980年12月8日の朝に撮ったという公式最後のポートレイト。
このアルバムに収録された楽曲は、どれもけっこう良い曲だし、
実際一時期はお気に入りのアルバムであった。
けれども、ちょっと何かが引っかかる。
当時の僕は、それを
Beatlesの全盛期にも、John Lennonの最期にも間に合わなかった
若輩者の疎外感のようなもの、と感じていたのであった。
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故人の集大成を、本人不在の中、残された者たちが振り返る。
これはひとつの儀式であったのかもしれないと、
最近ようやくわかった気がするのです。
まあせっかくなので、一曲聴いていってください。
イマジンは有名すぎるし、世界情勢がこんなんだから聴いてほしい曲は
去年の12月に紹介しちゃったので、これを。
JEALOUS GUY. (Ultimate Mix, 2020) - John Lennon and The Plastic Ono Band (w the Flux Fiddlers)
んでわ。
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2024年11月27日
好きな曲を紹介するだけの回(カバー曲)
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
“好きな曲を紹介するだけの回”と称して、色々と紹介してきましたが、
よくよく考えると、音楽紹介するときはいつも好きな曲を紹介するのみである、
ということに今更気づきました。
まあ最近はブラジルばっかりでしたが、ちょっとライトな感じで
今回はカヴァー曲を2つです。
選定基準は、ワタクシ的に、オリジナルよりもカヴァーのが好きなやつ、
ってことにしましたが、60年代とかに活動していたバンドなんかだと
カバー曲ばっかりのような気もしますな。
BeatlesとかStonesの初期もですが、David Bowieもカバー曲だけ
集めたアルバム(*1)出してましたね。
あとリリーフランキーがそんな感じの音楽番組(*2)を結構長くやってるし、
そういえばRCもそんなタイトルのカバーアルバム(*3)出してますね。
というか、徳永英明も宮本浩次もアルバム出してましたな。
ええと、それじゃみんな大好きカバー曲のまあ、
特にワタクシの大好きな曲を垂れ流させていただきます。
■原曲:The Beatles - Across The Universe
「Across The Universe (Remastered 2009)」
いきなり名曲ですが、まあカヴァーされる曲って
ほぼ名曲ってことで間違いなしです。
問題は原曲とくらべて、カヴァー曲に何かを感じられるか、でしょうか。
■カヴァー曲
「David Bowie - Across the Universe (2016 Remaster)」
1975年に出た「Young Americans」に収録されたカヴァー。
ギターとコーラスになんとジョン・レノンが参加しているとか。
原曲もけっこう好きなので、オリジナルよりイイ!
と断言できないのが弱いところですが、好きなバージョンではあります。
■原曲:「ユニコーン - すばらしい日々」
多分ユニコーンで一番好きな曲なんですが、カヴァーがもっと好き。
このカヴァーアレンジのほうが歌詞が映える気がするのです。
■カヴァー曲
「矢野顕子 - すばらしい日々」
まあ、今回の記事はこの曲を紹介したかっただけ、なんですけどね。
んでわ。
*1:「Pin Ups(1973)」David Bowie:何度も変節を遂げる稀代のトリックスター、
最初のターニングポイントとなった一枚。
*2:「the Covers」:2014年からやってるらしい。
歴代女性MCは夏菜、仲里依紗、池田エライザ、水原希子、上白石萌歌、だが、
誰と並んでも胡散臭いリリーフランキーのぶれない存在感がポイント。
https://www.nhk.jp/p/thecovers/ts/KXRV2Q744Y/
*3:「COVERS」RCサクセション:歌詞がオリジナルすぎて色々物議を醸した
tsurutaya at 23:30|Permalink│Comments(0)
2024年11月07日
偶然ではなく必然「Harlequin / Dave Grusin & Lee Ritenour」
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
Brasil大好きという設定で、3回にもわたって1枚の廃盤コンピを
紹介してしまったので、Brasilネタはもう尽きたかのようですが、
なんというか、とても大事なアーティストを一度も紹介していないことに
気づいて、今更ながら愕然としておりますの。
『好きなアーティストのアルバムに、ゲストで参加している
知らないヴォーカルの声が気に入ってしまって、わざわざ
そのアーティストを探し求めに走ったこと、ありませんか?』
ですが、今回紹介するのもまさにそんな感じのアーティストです。
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大学寮の四人部屋に三年間住んでいた。
同部屋で学年が1つ上の先輩が音楽好きで、高校時代は主にロック専門だった僕が
FusionやAORと呼ばれる類のモノも聴くのは、主にこのKK先輩の影響による。
退寮間際に、先輩のレコードをカセットテープにダビングしまくったものだが、
中でもDave GrusinとLee Ritenour、そしてその二人が連名で出したアルバムが
一番のお気に入りであった。
Dave Grusin & Lee Ritenour / Harlequin (1985年)
当時なんでか道化師のモチーフが好きで、ジャケットデザインを含めて
大好きだったのだが、大学時代はカセットデッキしか持っていなかったので、
CD盤を入手するのは、だいぶ先のことである。
就職してから輸入盤のCDをタワレコで買って、その後、ライナーノーツ
欲しさに中古の国内版まで買ったので、同じCDを2枚持っている唯一のアルバムでもある。
まあせっかくなので、一曲だけでもどうぞ。
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どんだけ好きなのか、というよりは、それほどに情報が欲しかったのだと思う。
まあ、わかる人にはわかる、超有名なアーティストだったのですが…。
いずれデイヴ・グルーシンとリー・リトナー目当てのはずが、
三曲(LPでは二曲)しか参加していない“Ivan Lins”とかいう
ゲストヴォーカルに夢中になったワタクシなのでした。
CDを入手してようやく名前がわかったので、タワレコのワールドミュージック
コーナーで、やっとこさCDを見つけて買いました。
Ivan Lins / JUNTOS(1984年)
西ドイツ盤である、という時点で、日本での入手が困難なアーティストだったと
知れますが、幸い曲のクレジットがポルトガル語の他に英語で併記してあり、
なんとなく意味がわかります。
しかしなぜか、全曲“with誰か”になっています。
どうやらIvan Linsが提供した曲を集めた、セルフコンピみたいな
ベスト盤のようでした。
George BensonとかPatti Austinとか聞いた名前があって、意外に
その界隈では有名なのかな?とその時には思いましたが…。
(実はこの二人のプロデューサーQuincy Jonesが、
Ivan Lins推しだったと、今さっき知りました。 R.I.P.)
今日これを書くにあたって今更色々調べていたけれど、
知っているミュージシャンとの絡みが異様に多いと、ホント今更思いました。
エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、(この辺古すぎないか?)
マンハッタン・トランスファー、イリアーヌ・アライアス、
セルジオ・メンデス、スティング(えっ!?)
Sting-Ivan Lins / She Walks This Earth
ああ、ビックリした。
調べてみるもんですね。
調べてビックリといえば、Dave Grusin と Lee Ritenour、
今年アルバムを出していました。
しかもタイトルは…「Brasil」!
さらにIvan Linsも参加してますよ、って、ねえ。
Ivan Linsにかかわる様々な出来事は、もはや偶然ではなく
必然なのである、とワタクシには思えてなりません。
そして、ええ、土曜日には届きますよ、何年ぶりかに買うCDが。
んでわ。
tsurutaya at 23:30|Permalink│Comments(0)