おんがく
2024年09月04日
ブラジル音楽への憧憬「PHONOPHILE ZANZIBAR」その1
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
以前、ステレオセットとかCDコンポが壊れてしまってから、
車の中でだけはCDを聴いてるよ、って話を書きましたが、
今日も車中でCDを聴いていたと思ってくだされ。
こんなの。
PHONOPHILE ZANZIBAR
“PHONOPHILE”って「音楽蒐集家」て意味合いらしいですが、
某レコード会社配下のいくつかのレーベルから、曲をピックアップして
紹介する企画だったようです。
60年代後期から70年代初期にかけて、ブラジルの音楽シーンが
面白くなってきたよ、みたいなことを書いてましたので、古い曲だと
そのあたりから拾ってきているようです。
1994年のコンピレーションだよ、とも書いているので、まあ、30年前の
CDの中身が、曲によってはさらに25年くらい昔のだっつうことですね。
実はこのCD、仕事の昼休みにのぞきにいったタワーレコードで、
ちょうどかかっていたのが耳に残って、それでつい購入した、
という、いわくつきのものです。
今でも十分聴ける、というか、ワタクシ的にはけっこうな
リピート率なので、現在廃盤なのがとても残念な名盤です。
昔のCDなもんで、動画検索してもかすりもしない。
昔のCDなもんで、動画検索してもかすりもしない。
なので、お聞かせできないのが残念だなー、って思ってましたが、
コンピレーションCDなんだから、オリジナルの音源はもしかしたら
アップされてるんじゃね?という事に、うっかりさっき気づいて
しまったので、検索しましたよ、と。
あったあった、コレが1曲目です。
Edu Lobo - Zanzibar
色々検索したら、セルジオ・メンデスがカヴァーししてるとか
わかって面白いです。
あ、セルジオ・メンデスといえばコレですな。(寄り道)
Sergio Mendes & Brasil '66 - Mas que nada - English subtitles
まあ、なんでかこういったブラジル音楽特有のメロディというか
音の構成(?)が、好きで好きで、ワタクシ、自分がブラジルの人の
生まれ変わりなんじゃなかろうかとマジで考えたものです。
さて、2曲目もめでたく見つかりましたよ。
Aecio Flavio & Quartesanato - Nigritim
え?これはジャズじゃないかって?
そうですね。ワタクシもそう思いました。
どうもけっこう広いジャンルから拾っているようでして、次なんかも
インストルメンタルなんです。
Chico Buarque - Prólogo
で、4曲目にして満を持してのエリス・レジーナです。
Elis Regina - Jardins De Infância
エリスは、ブラジルの美空ひばりと言われていたり、いなかったり。
若くして亡くなった、まあ、ブラジルではかなり有名な方のようです。
これは50年ほど前の曲ですね。
これは50年ほど前の曲ですね。
で、次がまたジャズみたいなやつです。
Nelson Ayres - Mientras
ここまで年代もジャンル(?)もマチマチでしたが、ワタクシには
なんでか、共通の“匂い”がするような気がしています。
なんでか、共通の“匂い”がするような気がしています。
これなんかも、ジャンルとしてはまた別物って感じですが、
空気感といいますか、なにかが似ているような…。
空気感といいますか、なにかが似ているような…。
Marku Ribas - Ô Mulher
そんなこんなでCDを聴きながら、自分の中のブラジル要素に
想いを馳せてみたのですが、ラテン寄りの音楽がけっこう好き、
という程度しか思いつきませんでした。
想いを馳せてみたのですが、ラテン寄りの音楽がけっこう好き、
という程度しか思いつきませんでした。
しかしなんでラテン音楽になじみがあったのか?
そこまで考えたら、数10年思い出しもしなかった、意外な過去にたどりつきました。
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8トラックテープ、という録音媒体をご存じだろうか?
いわゆるカセットテープが一般に普及するより前に、
車載オーディオの走りとして発売された、大人の手のひらサイズくらいの、
カセット式磁気媒体である。
当時は、少々嵩張るそれに、色んなジャンルの楽曲が録音された状態で
売られていたものである。
カセット式磁気媒体である。
当時は、少々嵩張るそれに、色んなジャンルの楽曲が録音された状態で
売られていたものである。
今考えると、亡き父は、ちょっとした機械マニアだったように思う。
なぜかうちには8ミリの映写機があったし、写真を撮ると、
フィルムをスライドに加工して、事あるごとに上映会をしていた。
物心ついた時には、家にカセットじゃないテープレコーダーが
あったのだが、車には8トラックテープを搭載していたのであった。
しかしメカ好きあるあるのような気もするが、父は音楽について、
そこまでこだわりはなかったように思う。
そこまでこだわりはなかったように思う。
それでも子供には退屈な長距離行の際には、ラジオよりも
気晴らしになったように記憶している。
といっても、数少ないカセットを順番にかけるだけだったので、
長い時間走っていると、すぐにレパートリーが尽きてしまうのだったが。
それから50数年が経ち、車載の8トラックにどんな曲が入っていたか、
すっかり忘れてしまったが、マーチング特集とボサノバ特集はあった気がする。
これが、幼少時に極限状態(?)で味わった、ボサノバ~ラテン音楽体験、
というわけである。
これが、幼少時に極限状態(?)で味わった、ボサノバ~ラテン音楽体験、
というわけである。
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さて、オチがついたところで、今回はコレくらいにしておきましょう。
Octávio Burnier – Aproximação
あ、タイトルに「その1」ってあるのは、気が向いたら続きをやるぞー、
って意味です。アシカラズ。
って意味です。アシカラズ。
んでわ。
tsurutaya at 23:30|Permalink│Comments(0)
2024年08月15日
好きな曲を紹介するだけの回(コンピレーション“夏盤”後編)
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
まあ、暦の上では夏、終わってますが、6月が晩夏とか言われても
ピンときませんよねえ。
北とーほぐのあたりでは、お盆を過ぎたら海には入るなとか言われてました。
水温が下がるとか、波が荒くなるとか、クラゲが出るとか、理由は
色々あったようですが、実感として、お盆が終わったら夏が終わる、
そんな気がしたものです。
さて、意表を突いて、二日連続で音楽企画。
昨日の続きを、夏の終わる前にお届けしたい、ってことで。
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ムカシ、むかーし、四半世紀ほど昔。
音楽を聴くのが好きな男が、好きな曲を集めて一枚のCDに焼き、
コンピレーションCDだ、などとほざいていたそうな。
車で音楽を聴きたいのに、車内というdeadな環境に製品CDを
置きたくなかった、とか、車が中古でまだMDを聴けなかったのだ、
とか、理屈は色々こねていたが、要はその作業自体が楽しかったらしく
その企画は十数枚に及んだらしい。
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変化球ばかりだった前回からうってかわって、
今回は名曲のオンパレードなんですぜ。とりゃ!
今回は名曲のオンパレードなんですぜ。とりゃ!
井上陽水 - 少年時代(ライブ) NHKホール 2014/5/22
このコンピでは、夏に関わる好きな曲を集めたのですが、
一応イメージ上は朝から始まって、経過する時間を意識した
選曲になっています。
選曲になっています。
なので後半は、夕暮れから深夜にかけて、って感じです。
次なんかも夏の夜、って感じの曲です。
【米米CLUB】EL CO-CONGA-1989 大恐龍在舞台上的演唱會
って、どこの国の?って感じですが、ほかに見つからなかったのでスミマセン。
思うに“米米CLUB”に一番勢いのあった頃のライブ(SHARISHARISM 7)で、
各地で三日間のライブを行って、それを全て日替わりの別演出でやってました。
なんてバブリー。(1989年くらい)
さて、夏の夜もだいぶ更けてまいりましたが、ちょっと毛色の違う曲を。
Yellow Magic Orchestra - Simoon (1978)
まあ、この曲の歌詞は”砂漠”ってだけで、夏要素はあんまりないんですが、
勝手に熱帯夜感をおぼえてました。
え?だったら同じ細野晴臣の「熱帯夜」で良かぁないか?って…。
おっしゃる通りでございますな。
さておき、次の曲は、きっと脳内砂漠つながり。
アッ!ラクダチガイデマチガエタネ。コッチコッチ。
爆風スランプ ラクダのコブには満月がよく似合う
まあこちらでは“夏”を連呼してますね。
あだるとな夏の夜って感じです。
さて、最後はこの曲です。
戸川純 / パンク蛹化の女
「蛹化の女」よりこっちの方が好き。
まあ、木の根掘れば蝉の蛹が出てくるんだから夏でしょう。
まだ夜の明けきらない夏の早朝をイメージしていました。
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と、いうことで、暑さのせいで始めたお蔵出し企画でしたが、
ネタの確認とか、動画検索とかしつつ、意外に発見があって楽しかったので、
他のコンピでもやろうかしら、と思いましたとさ。
しかし普通に文章書くより時間がかかるのが難点でござる。ででん。
んでわ。
tsurutaya at 23:30|Permalink│Comments(0)
2024年08月14日
好きな曲を紹介するだけの回(コンピレーション“夏盤”中編)
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
うちの近所は台風の影響もあんまりなくて、一過後の暑さも
まあ想定内といったところですが、皆さまお盆をいかがお過ごしでしょうか。
本企画ですが、曲数の関係からなんと3部構成です。
テーマは“夏”、って、間置いてたら夏終わってしまうがな。
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ムカシ、むかーし、四半世紀ほど昔。
音楽を聴くのが好きな男が、好きな曲を集めて一枚のCDに焼き、
コンピレーションCDだ、などとほざいていたそうな。
車で音楽を聴きたいのに、車内というdeadな環境に製品CDを
置きたくなかった、とか、車が中古でまだMDを聴けなかったのだ、
とか、理屈は色々こねていたが、要はその作業自体が楽しかったらしく
その企画は十数枚に及んだらしい。
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中盤戦、まずは剣呑なこの曲を。
Summertime Blues · RC Succession
「東海地震もそこまで来てる」と歌われてから、はや40年弱。
東海地震はまだだけど、他のところにはけっこう来ましたねえ。
RCサクセションがカヴァー曲だけ集めた『COVERS』というアルバムを
出していて、その中の一曲でしたが、発表は“1988年8月15日”だそうですよ。
あら明日ですわねw
タイトル以外はあんまり夏っぽくないですが、次はどうですか!
高気圧ガール 山下達郎
これぞ“夏”って感じしませんか?
え?オリジナルじゃないって?
なんかいいのが無かったのです。
山ほどある真似っ子動画よか、いっそ全日空のCM版をはってしまおう、
ってことでご容赦ください。
ところでこのコンピ、中盤は自分が飽きないようにと、
色々遊んじゃっているのですが、次なんかもそんな一曲です。
色々遊んじゃっているのですが、次なんかもそんな一曲です。
まさか動画(動かないけど)が上がっているとは思いませんでした。
夏休み / 掟破り軍団,見良津健雄&おたっしゃCLUB
クレジット上は吉田拓郎の「夏休み」のカバーです。ええ。
実際には「夏休み+Summer Time Blues」って感じで、
日本のフォークと洋楽ロックの名曲を融合させた、
という触れ込みのようです。
という触れ込みのようです。
この曲が収録されている「旅荘カリフォルニア」というアルバムの全曲が、
そんな有様なので、好事家必携のアルバムとなっております。
中盤はさらに脱力して、こんなのも。
ひまわり 筋肉少女帯
わりと誰でも知っているこの曲は、ソフィア・ローレン主演の名画
「ひまわり」のメインテーマです。
筋肉少女帯8枚目のアルバム『UFOと恋人』に収録されていますが、
ちゃんと作曲ヘンリー・マンシーニってクレジットされてましたん。
とまあ、CM含めて変化球ばかりになってしまった中盤ですが、
最後の曲くらいはシックにしめたいですね。
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と、いうことで、5曲ほど貼ったので、今宵はこれまでにいたしとうございます。
んでわ。
tsurutaya at 23:43|Permalink│Comments(0)
2024年08月05日
「おぼえていますか」
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
友達が出ているので、昨日、久しぶりにライブに行ってきました。
15年くらい前のアニメの“劇中歌だけ”をカヴァーしているという
アニソンカバーバンドなのですが、この“劇中歌だけ”というのは、
よく考えるとけっこう珍しいかもしれません。
アニソンカバーって、色んなアニメの誰でも知っているような
有名な曲をやって客を沸かせる、というのが、わりと王道のような
気がするし、1つの作品にこだわっても、そう何曲も演奏可能な
楽曲があるわけではないからです。
ましてや元ネタは、宇宙を舞台にした正調SFアニメで、
しかもシリーズが始まったのは1982年です。
40年以上前なのに、シリーズ当初から、「可変ロボ、歌、三角関係」が
テーマでした、っていう…って、“三角関係”ずっと継承してるのなんでなのよ!?
と、まあ、元になっているアニメシリーズについて書くと
キリがないのでこれぐらいにして、肝心のライブは、というと、
実はもう10回くらいは観ている気がするバンドなのですが、
今回も違う印象があって、まさにライブ、って感じでした。
小さな箱で、聴衆のほとんどが身内のようなスペースでしたが、
ワタクシ、こういうローカルなセッションも悪くない、と思うのです。
そういえばカバー曲の元ネタほとんどに関わっているのが、
仙台の誇る“菅野よう子”先生である、っていうのも、
ちょっとしたローカル感なのかもしれません。
んでわ。
tsurutaya at 23:30|Permalink│Comments(0)
2024年07月24日
好きな曲を紹介するだけの回(コンピレーション“夏盤”前編)
まいど。
人生の午後をおもしろおかしく暮らす、つるたやです。
いやあ暑い。
先月、「7月より暑いんじゃないの?」なんてタワケタことを
書いてしまい、ゴメンナサイ。
7月のが断然暑かったです。なので、そろそろカンベンしてください。
あまりの暑さのため、頭が働かないので、脊髄反射で書ける
『好きな曲を紹介するだけの回』でも書きなぐろうと思います。
とはいえ縛りがないとホントに垂れ流すことになるので、
夏に乗じた企画でもやっときましょう。
---
ムカシ、むかーし、四半世紀ほど昔。
音楽を聴くのが好きな男が、好きな曲を集めて一枚のCDに焼き、
コンピレーションCDだ、などとほざいていたそうな。
車で音楽を聴きたいのに、車内というdeadな環境に製品CDを
置きたくなかった、とか、車が中古でまだMDを聴けなかったのだ、
とか、理屈は色々こねていたが、要はその作業自体が楽しかったらしく
その企画は十数枚に及んだらしい。
---
とはいえ、ただのベスト盤みたいなものもあるので、
面白味のある企画から、いくつか名曲をピックアップしましょう。
今回は、“夏”をテーマにしたコンピから、
まずは矢野顕子の「CHILDREN IN THE SUMMER」
こんなのです。
Children in the Summer · Akiko Yano · Hiromi
コンピCDに入れてたのは、アルバム『LOVE IS HERE』(1993)の
一曲目なんですが、矢野顕子のチャンネルで探したら出てきた
これはこれでとても良いのでどうぞ。
アルバムの方は、遠くに聞こえる子どもの声、というエフェクトが
とても印象的なので、そちらも機会があったら是非どうぞ。
さて、二曲目はコレ。
大江千里「夏の決心」(1994)
知る人ぞ知る、ポンキッキーズで使われた曲です。
大江千里がニューヨークにジャズ修行しに行くより前ですなあ。
三曲目も検索したら、ライブとか出てきましたので、
あえてそっちを貼っておきますね。
UNICORN「自転車泥棒」
お気づきの方もいると思いますが、タイトルに夏が関係なくても、
夏の情景が描かれていれば良かったみたいです。多分。
で、メジャーどころが続きましたので、そろそろ
アマノジャクな選曲がはじまりますよ。
パール兄弟 青いキングダム(1988)
山下久美子 - 赤道小町ドキッ(1982)
こうして見ると80年代のセレクトが多いですね。
まあ、90年代はブラックな業界で、残業三昧でしたので、
あまり新ネタ仕入れてなかったんですねえ。
なので、コレなんかは貴重ですね。
ウルフルズ ”SUN SUN SUN’95”
なんと本人映像によるコント付きというありがたさ。
まあ、そういうの多かったですよね、コノヒトタチ。
---
と、いうことで、なんだかんだで6曲も貼ってしまったので、
今宵はこれまでにいたしとうございます。
オチはとくになく、次回に続きます。ででん♪
んでわ。
tsurutaya at 23:57|Permalink│Comments(0)